新潮文庫<br> 満月の道―流転の海〈第7部〉

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新潮文庫
満月の道―流転の海〈第7部〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 525p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101307565
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昭和三十六年秋、熊吾の中古車販売店経営は順調だった。しかし、森井博美が現れた。やがて松坂一家の運命は大きく旋回し始める。年が明けて昭和37年、順調に伸びていた「中古車のハゴロモ」の売上が突如低迷しはじめた。伸仁は高校生になり、身長は熊吾を超えた。熊吾は、質の悪い情夫と別れられないでいる森井博美と再会し、不本意ながらその手切金の金策に奔走することになる。仕入担当の黒木は「ハゴロモ」の不自然な入出金の動きを嗅ぎ取った……。運命という奔流は抗いようもなく大きく旋回しはじめる。

宮本 輝[ミヤモト テル]

内容説明

年が明けて昭和37年、順調に伸びていた「中古車のハゴロモ」の売上が突如低迷しはじめた。伸仁は高校生になり、身長は熊吾を超えた。熊吾は、質の悪い情夫と別れられないでいる森井博美と再会し、不本意ながらその手切金の金策に奔走することになる。仕入担当の黒木は「ハゴロモ」の不自然な入出金の動きを嗅ぎ取った…。運命という奔流は抗いようもなく大きく旋回しはじめる。

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、’77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数。2010(平成22)年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

464
輝りんの作家生命を賭けた大作も、いよいよ後半戦に。しかしまぁ、熊吾は学ばないねぇ。本当は頭のいい人だと思うのだけれど、心のどこかで「成功者になることなかれ」的な教訓でも抱えているのでは?と勘ぐりたくなる。いっぽう伸仁は、今日の作家としての輝りんを形成していると思わせる資質を、どんどんあらわしてきている。あと2冊、一気に行こうか行くまいか、わたしの中で小さな熊吾が喧嘩している(笑)2019/07/11

takaichiro

100
流転の海第7部。終盤が近くなりだいぶバタバタに。伸仁や房江は成長著しい。伸仁は熊おやじを柔道技で投げられるまでに成長。塞ぎこむばかりの房江は熊が信じる人間に金を持ち逃げされても「妻としてできることは何とかせにゃ」と気丈に振舞う。熊さんの事業欲は相変わらず旺盛。でもうまくいきかけるとコケル癖から抜け出せず。元ストリッパー博美との腐れ縁も続く。残り2巻でどんな結末を迎えるか今から楽しみ。第7部は本編をしのぐ解説が凄い!第6部までの振り返りと、とんでもない数出てくるキャラクター解説。読者の中だるみを払拭。2020/01/18

かみぶくろ

79
この大長編が織りなす世界はもはや立派なコスモ。たっくさんすぎる登場人物達が一人一人美しく瞬いている。松坂の大将も、歳取ったなあ・・。2019/01/19

reo

66
マァそれにしても、この熊吾のおっさん人が良すぎる。進駐軍の横流し中古タイヤでしこたま儲け、その金そっくり井草に持っていかれ。次は関西中古車事業連合会の久保敏松や💦ここで素寒貧になってもた熊吾、大概堪えた筈なんやが…。苦労に苦労を重ねやっと軌道に乗った中古車商売やったが経理の玉木則之に虎の子の百三十二万いかれてもた😫ガンは森井博美なんやろけど、松坂熊吾思い切れるやろか❓高い授業料や😰ということであと二巻。読み終わるのが勿体ない。2021/12/17

キムチ

57
満月の道・・この題名 滔々とした月の光があるのに熊吾の暴走の在りようが見えるという意?7部まで読み進むと熊吾の長所短所の二律背反が読者には見えてくる。情が移るというか・・身の丈以上なんだなぁ‥彼のすることは。青年期まではそれがひたむきといういい方になるだろうが妻子がいる、して商いもあるとなれば及ぶ責の範囲が見えないと。そうはいっても みえると読者からしては 小説としてつまらなくなるのかも。ラストが近い・・この先 歯車はどう旋回して行くのか。

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