新潮文庫<br> 東京島

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新潮文庫
東京島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101306360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える――。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世記。谷崎潤一郎賞受賞作。

内容説明

清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える―。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世紀。谷崎潤一郎賞受賞作。

著者等紹介

桐野夏生[キリノナツオ]
1951(昭和26)年、金沢市生れ。成蹊大学卒。’93(平成5)年、『顔に降りかかる雨』で、江戸川乱歩賞を受賞する。’97年に発表した『OUT』は社会現象を巻き起こし、同年、日本推理作家協会賞を受賞。’99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、’04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、’05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞を受賞した。’08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、’09年『女神記』で紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

677
第44回谷崎潤一郎賞受賞作。雑誌連載時の発表誌も「新潮」なのだが、純文学というよりは文体も内容もエンターテインメント小説。無人島に漂着した30人の男たちと、ただ一人の女の清子。男たちの過去と現在の生態を浮き彫りにしてゆく手法は巧みだ。また、同時に清子自身の揺れ動く位置と、その時々の彼女の心理を描く。また、事象が一つ変わるごとに集団の質が変化する様は、作家の豊かな想像力のなせる業だろう。ただ、エンディングにはやや不満を感じざるを得ない。これでは、まるで小説の全体が、あたかもお伽噺であるかのようではないか。2018/02/19

W-G

354
感想はマズマズ。この作品は、設定が凄く"使える"物なだけに、作者の好み次第でどういう風にも展開出来る。私としては、もっと欲望丸出しで性描写も露骨な、暗黒な物語を期待していましたが、案外常識的な展開でした。そう思うのは私だけかもしれませんが、こういうシチュエーションにしては男性陣が紳士的すぎる気がします。続けて鑑賞した映画は全然ダメで、途中で寝てしまいました。OUTもキャストは良かったのに結末の改変が残念だったし、映像化にあまり恵まれていない印象。OUTのドラマは好きだったけど。

☆ぉりん☆

246
こんな状況になったら、死んじゃいそう私w 31人男で女は自分だけとか。しかもかなりのビックリラストだった。清子助かったんだね⁈残った人たちそのまま生き続けてて、もはや助かるとかそういうことでもなく。そんなサバイバル経験したくない。映画も観てみたい。2011/09/08

ナルピーチ

238
どこに有るかも分からない無人島、彼等はその島を「東京島」と名付けた。女1人と大勢の男達、経緯は違えどその島へ漂流してきたのだ。唯一の女性である清子は男達を翻弄し、まるで“島の女王”の様に振る舞っていく。男達のキャラがどの子も癖が強く、設定がしっかりと構築されているため、清子の傲慢な態度に対しての返しのやり取りがとても楽しく読めた。現実においてこんなサバイバルな経験はしたいとは思わないし、清子みたいな女性にだけは翻弄されたくはないかなぁ。2020/10/31

ehirano1

228
初読みの作家さんです。驚愕しました。なんという読後感でしょうか!今までに経験したことのない読後感です。凄かったので凄かったとしか感想が書けません(泣)。2018/03/03

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