出版社内容情報
東京、新潟、富山、呉……。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な遁走と彷徨。著者の最高到達点。
フランス留学時代に女でしくじり、帰国後も生来のヨソ者として暮らしてきた乾ケンジロウ。東京でのヒモ生活から遁走し、新潟で人生初の恋に落ち結婚するも破局。富山では偶然再会した大学の女友達に、美術館で盗んだジャコメッティの彫刻を餞別に渡し、逃げるようにして故郷の呉へ――。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な彷徨。著者の最高到達点。
内容説明
フランス留学時代に女でしくじり、帰国後も生来のヨソ者として暮らしてきた乾ケンジロウ。東京でのヒモ生活を遁走し、新潟で人生初の恋に落ち結婚するも破局。富山では偶然再会した大学の女友達に、美術館で盗んだジャコメッティの彫刻を餞別に渡し、逃げるようにして故郷の呉へ―。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な彷徨。著者の最高到達点。
著者等紹介
絲山秋子[イトヤマアキコ]
1966(昭和41)年、東京生れ。早稲田大学政治経済学部卒。住宅設備機器メーカーに入社し、2001(平成13)年まで営業職として勤務する。’03年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞。’04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、’05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、’06年『沖で待つ』で芥川賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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