内容説明
ヴァイオリニストはトイレに楽器を持っていく？ギター奏者は釣り糸を弦にしている？普段はコンサートでしか知らないオーケストラ奏者にインタビューを敢行。ベールに包まれた素顔を紹介します。楽器にまつわるエピソードから、演奏中の失敗談やプライベートの話など。単行本未収録の話が満載です。
目次
第１章 弦楽器編（ヴァイオリン；ヴィオラ
著者等紹介
緒方英子［オガタエイコ］
東京都生れ。都立小石川高等学校入学後、サクソフォンを宗貞啓二、須川展也両氏に師事。東京藝術大学音楽学部器楽科にてサクソフォンを学んだのち、フェリス女学院大学音楽学部楽理学科・大学院音楽研究科創作表現専攻にて作曲を岡島雅興氏に師事し、サクソフォンに関する研究および作曲をおさめる。在学中より新聞・雑誌・ウェブサイトにおける連載、ＣＤやリサイタルの曲目解説などを手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クナコ
9
再読。長い積読本の切り崩しのつもりで読んだらなんと再読だった。楽器奏者、オケマンにしかわからない楽器の小ネタや苦労話の宝庫。ただ楽器を知っているだけでなく、その楽器の音色をオーケストラの中で最大限に輝かせるプロのこだわりや苦労が赤裸々に語られている。奏者たちは美しい音楽を奏でるために長年無理な姿勢や局所的な筋肉の酷使を強いられ、多くは体のバランスを崩している。彼らが心血を注いで提供している音楽を、芸術を、感謝の気持ちを持ってそれまで以上に楽しんで聴きたくなった。2021/03/12
あんさん
7
ブックオフにて、N響の方のインタビューがたくさん出ていたので購入。そうか、コントラバス奏者は右肩が下がるのでゴルフが上達しにくいのか。道理でずっと下手くそなまま。ホルン樋口氏「音がひっくり返らないようにするには、とにかく自信を持って吹くこと。積極的に吹くこと。そして、たっぷりと息を吸う。・・・」これはある程度、どの楽器でも当てはまるように思った。2022/10/26
takakomama
4
オーケストラの楽器と鍵盤楽器の紹介と、23人の演奏者へのインタビュー。N響の人が多いです。面白いことや、ヒヤッとすることなどのエピソードが満載です。テレビの音楽番組が、ますます楽しめそうです。私は学生時代に１０年間、吹奏楽などでフルートを吹いていました。フルートの長さ65ｃｍ、重さ405ｇと、初めて知りました。 2020/05/16
たー
4
何となく優雅な感じを想像してしまう音楽家ですが、実情は泥臭くて地道な努力を重ねているんですね。2010/02/28
ダンスにホン！ころりん
2
20100101発行 130303読了 早くオーケストラを間近かにみたい。この一冊で音楽の世界が広がりました。2013/03/03
