内容説明
地方から上京し、都会で一人暮らしをはじめた20代の男女は、今、何を考え、何を感じているのだろう。動物園飼育係、ロック・シンガー、ハウスマヌカン、郵便局員、風俗嬢等々、普通の人々の何気ない暮らしの中に、この不透明な時代の輪郭が浮かび上がってくる。個を見つづける著者と17人の心優しい東京の一人暮らしたちの、おかしくて、楽しくて、どこか切なくなる魂の対話。写真18点収録。
目次
やっぱり人間がいちばんおもしろいです
私はビルを見るとホッとするんです
なんかわけのわかんない確信です。俺は大丈夫だっていう
ストレスを和らげてくれる人と幸せな結婚をしたい
タバコを吸いながら、ズボンプレッサーをかけて、シャワーのお湯をひねる。それはもう一連の動作ですね
肉じゃが食べたい時は居酒屋さんに行きます
なんだか少数派というものに惹かれるんですね、私は。反体制の方に〔ほか〕