内容説明
「初対面はどうも苦手」というあなた、「私は徐々に打ち解けるタイプだから…」なんて言い訳してませんか?残念ながら人は、初めの2分間の印象をなかなか覆せない。本書では気鋭の心理学者が、最新理論に基づいた、好かれるテクニックを伝授。合コン、お見合い、就活、営業…。第一印象に支配される現代を生き抜くための必読書。
目次
第1章 「好かれる」には2分が勝負!―第一印象の強力パワー(人は出会って2分で飽きる;2分を制する者は人生を制す ほか)
第2章 「もう一度会いたい」人になれる―心の準備体操(フラメンコはめったに踊らない;フィーリングが合わない相手を探せ ほか)
第3章 絶対「好かれる」第一印象―2分で演じる5つのシーン(「出会い前、アンニュイを準備する」;「出会って15秒、情熱に火をつけよう」 ほか)
第4章 「好かれる」ための総仕上げ!―2分1秒からのダメ押しメッセージ(「私は使える人です」;「私はスペシャルな人です」 ほか)
著者等紹介
植木理恵[ウエキリエ]
1975年生れ。心理学者、臨床心理士。東京大学大学院教育心理学科修了後、文部科学省特別研究員として心理学の実証的研究を行う。日本教育心理学会において最難関の「城戸奨励賞」「優秀論文賞」を史上最年少で連続受賞し、現在、都内総合病院心療内科でカウンセリング、慶應義塾大学理工学部教職課程で講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めしいらず
46
あの人気バラエティ番組での分かり易い解説でお馴染みの著者。初対面の印象は最初の2分で決まる。以後それを覆すことはほぼできないという。穏やかな印象だと相手にすぐ飽きられ、挙句記憶には残らない。やる気に満ちた人に見られると、常に結果を求められ途中で自滅する。「認知的不協和」と呼ばれる矛盾を孕んだ印象(明るいのに憂いがある等)を与えられれば、相手がまた会いたいと思うのだそう。だけどその為に計算したり演じたりが少なからず必要ってところに引っかかってしまう。そんなこと言ってるから私は人間関係でいつもつまずくのかな。2017/02/15
pulpo8
18
面白くて一気読み。自己啓発とは違って心理学という学問に根付いた技術的なアプローチなので、変な気分には全然ならずひたすら勉強になる。その人の印象は最初の2分で決まってその後も変わらない、というのには懐疑的、でも確かに最初に人の陰口を叩いているのを見ちゃったら、その後どんなに優しそうで打ち解けられそうな人でも妙なわだかまりが残っているなぁ。ちょっとメランコリックなくらいが人の気を引く、外向的は外交的とは全く違う、駄目な考え方は認知の歪みのやつ。一人ツッコミが知性を見せるにはナルホド!まさに植木さんだなぁ。2017/11/12
銀の鈴
17
強烈なタイトルで、恥ずかしいなあと思いつつ、「シロクマ」が面白かったので、こちらも読んでみました。こんな大変な思いをしないと人から好かれないのでしょうか笑。認知行動療法、共感、メタ認知など、心理学の読物としては軽く読めます。共感できるまで、掘り下げるのは相当しんどいので、カウンセラーの仕事以外の人はこんな努力しなくても良いのでは?とも思いました。まあ、そんなに理解しがたい人は通常、身近にいないものかもしれませんね。2018/05/01
えこ
14
植木先生の心理学はわかりやすくて使いたくなる。でも覚えた事がすぐ忘れてしまう〜!2015/06/30
喪中の雨巫女。
14
人には好かれたいし。嫌われたくないしなあ。ホンデマッカTVで、植木先生を知り、興味があり、読む。2010/12/05