出版社内容情報
草薙龍瞬[クサナギリュウシュン]
著・文・その他
内容説明
“独立派”出家僧が教える使える「原始仏教」入門。
目次
第1章 反応する前に「まず、理解する」
第2章 良し悪しを「判断」しない
第3章 マイナスの感情で「損しない」
第4章 他人の目から「自由になる」
第5章 「正しく」競争する
最終章 考える「基準」を持つ
著者等紹介
草薙龍瞬[クサナギリュウシュン]
僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探究しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ehirano1
386
要は「どうでもいいことを見極めて、それがどうでもいいことだったらいちいち反応しないようにするために只管練習する」ということなんだと思います。この練習ってのが本書の胆なんじゃないかと思います。2023/08/14
kou
337
ブッダの教えが心に響く一冊。人の悩み、そして克服方法は古来から変わらない事が分かった。書いていることを実践していきたいが、練習が必要かな。2021/04/07
ちくわ
304
局様達の噂話や陰口に影響受けたくねぇな…と思ったが、物理的距離の関係で嫌でも耳に入る…嗚呼、辛い! 良い対策は無いか?と探す過程で本書を発見した。 感想…想定外に宗教臭が薄く、純粋にメンタルトレーニング法だと感じた。自分はやや癇癪持ちなので、この学びを取り入れながら『無駄な反応をしない』よう心掛けたい。私見だが、本書はあらゆる悩みに神対応してはいない。人間の悩みは①お金、②健康、③人間関係に大別されるが、あくまで③に悩む人が対象である。加えて言うと、真面目で責任感が強い鬱になり易い人にはより効果的かも。2024/09/30
舟江
275
平明な文章で書かれているので、読み易くはあるが奥の深い文章であった。 一番感じ入ったところは、「ブッタは確かめようのないことは、最初から取上げない」世界は永遠か、終篤があるか。有限か、無限か。霊魂は存在するか、しないか。死後の世界があるか、ないか。私はこれらのことを、確かなものとして説かない。2017/08/02
こも 旧柏バカ一代
247
ブッタの教えで色々と現在の悩みを解決して行く。何で色々なモノに悩むのか?それ自体が反応で条件反射的に反応しているらしい。その反応がどういう事で反応しているのか根底を探る。その根底は、それこそ人それぞれ千差万別。心が疲弊している人は瞑想する事によって心に溜まった心の負債をリセットする事が出来るらしい。そして意外とブッタはネガティブ思考だったというのが凄く刺さった。間違ったモノを求める人生を苦悩しね善を、、結局は自身が納得しないと何も解決しない。解決するには何をどう納得するか、、そこが難しい。また読もう。2022/02/20