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新潮文庫
美智子さまの恋文

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101289816
  • NDC分類 288.44
  • Cコード C0195

内容説明

「従来のもの、ありのままの姿を良く正しくみつめることから始めようと思います」。50年近くのときを経て明らかにされた二つの秘蔵の文書には、ご成婚前後の美智子さまの決意がこめられていた―。初めて民間から天皇家に嫁いだ後、類い希なる思いやりをもって献身的に公務を果たし、温かな家庭を築いた美智子さまの半生。天皇のご学友が綴る、秘話満載のノンフィクションの傑作。

目次

序章 異変の前兆
第1章 結婚への道
第2章 二人の忠臣
第3章 炙り出される真相
第4章 美智子妃の思い
第5章 新しい時代に
終章 徳治の世界

著者等紹介

橋本明[ハシモトアキラ]
1933(昭和8)年、神奈川県生れ。学習院大学政経学部卒。’56年、共同通信社に入社。社会部次長、外信部次長などを経て、ジュネーブ支局長、ロサンゼルス支局長、国際局次長を歴任。’87年、共同通信社ジャパンビジネス広報センター総支配人に就任。現在はジャーナリストとして活躍する。学習院初等科より明仁天皇の同級生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うりぼう

36
ブックオフで購入。タイトルの甘さと内容の辛さが対照的。皇室という現代に残る神聖ワールドが、戦前、戦後、平成へとどう関わってきたのか、結婚を通じて、他の世界の人を迎えることでの苦悩と変わろうとする意志を見る。昭和天皇と皇太子、美智子妃と雅子妃、2組の夫婦が皇室をみる国民の距離感の違いを如実に顕す。後半の太字で書かれた美智子妃の2通の手紙。圧巻である。皇室に対する当時の感覚、覚悟、その中でも自分であり続ける。「家庭を持つまでは絶対に死んではいけない」という東宮の言葉への愛。人は、かくも気高くなれるものなのか。2013/02/16

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

11
宮中キリスト教事件の真相は、結局霧の向こうに霞んだままであった。昭和天皇が、美智子妃を𠮟責したという事実はない。当然、土下座をしたとの事実もない。当事者の言うことは二転三転する。菊のカーテンを守る人たちの考えていることは理解の範疇をはるかに超えるようだ。時代に合わせて皇室は少しずつ変わる。昭和から、令和にかけても動いていく。これから先の皇室がどのように変化しても、国民の規範であって欲しいと思う。2022/08/04

リュウジ

7
★★★★☆ 「恋文」とタイトルにあるものだから、もっと柔らかい、ハートウォームなお話だと思ってました。それとは違うどろっとした内容です。筆者は天皇陛下の同級生でもある共同通信社の記者。鼻につくのは、ジャーナリスト特有の書き味。ちょっと上から目線で「俺はすべてに正しい」という押しつけがまさ。そして、ご学友の立場(私)とジャーナリストの立場(公)が入り混じっての書き様。あとある程度の知識がないと混乱を呼び起こす書き様。しかし、それらを差し引いたとしても、読んで正解でした。 2014/05/08

ryo

2
天皇陛下のご学友である著者の、天皇皇后両陛下が少しずつ築かれた平和の時代の皇室の方向性、に対して、東宮夫妻の現状批判…。辛口エールというところか。2012/05/13

hazama

2
表紙買い。人物が多くて整理が大変。主役が歴史上の人物じゃないから、読むのにも下調べや後調べが欠かせない。著者が私情を表に出してくれてるから、未だいいけれど。人の伝言ゲームは怖いからな。2009/11/21

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