新潮文庫
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101286716
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

最終学歴中卒、ニート歴10年。母の死をきっかけに一念発起したマ男は、プログラマの資格をゲットし、IT企業に就職する。待望の社会人生活の先には輝かしい未来があるはずだったが―。ダメな上司に、ウザイ同僚、仕事はハードでサービス残業当たり前。壮絶なブラック会社で、マ男に未来はあるのか。2ちゃんねるで話題騒然。現代の蟹工船とも評された奇跡のスレ、待望の文庫化。

目次

第1章 死の行軍
第2章 飛翔か堕落か、プロジェクトリーダー
第3章 そして廃人へ…
第4章 平成の孔明、マ男に過去を語る
最終章 もう俺は限界かもしれない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

31
昔、プログラム開発の仕事をしていた関係で内容はよく理解できた。但し企業内電算室勤務であり全然ブラックではなかった。むしろ学卒新人の社内教育機関を兼ねた部署で学生気分の抜けきらないヌルーイ雰囲気が漂っていた。当時のリーダーは日本人なら誰でも知っている某コンピューターメーカ出身で、超巨大システム開発に関する将に死屍累々たるデスマの実態を聞かされた。これがフィクションではなく2チャンネルの生スレと言うのが本当なら確かに驚き(ノ゚ο゚)ノであるが信じがたい。映画にまでなって関係者が見たらわかるだろσ(^_^;)2010/06/01

mikea

18
マ男の文章力、感心しました。面白くて一気読み。なじみのない、プログラマーやSEの仕事ぶりがよくわかりました。業種が違ってもこれから仕事をしようとする人はこれを読むと頑張れるかも。想像していたよりもブラックに感じなかったのは、私もブラック会社に一度在籍していたことがあるからかも。世の中はブラック会社だらけです。2010/04/06

まるも

15
タイトルに魅かれて読んでみれば、小説ではなくスレッドだったんですね。イラっとさせられるキャラも多いですが、こんな人いるなぁとも思います(でも後半になるにつれて普通にいい人達だ!!)。ひたむきに頑張るマ男がカッコよく思えます。2010/03/12

Yスキー

13
不覚にも感動してしまった・・・映画版はだれが誰役を演じるのか気になり、調べるくらい入り込めました。2009/10/11

けー

9
再読。会社に泊まらなきゃ終わらない仕事とか、サービス残業が半端ないとか、まだそんな恐ろしい所に当たっていないので、何も言えませんが、筆者のメンタルがすごく強いなぁ、と思いました。自分が同じ状況だったとしても、かーちゃんのことだの職場環境が最悪だので、もう嫌だ('A`)となって即辞めるってか、行きたくない(´;ω;`)になると…←これを基本にして就職したら、自分は過労死してしまいますが、10分の1ぐらい見習って仕事頑張ろう、と思いましたwとりあえず、藤田さんがすごすぎるのと、リーダーと木村君のツンデレとか、2012/03/16

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