内容説明
広島電鉄の若い運転士が路面区間で制限速度を20キロ超過する不祥事を起こし、処分を受けた。そして、停職中の彼が暴漢に襲われる事態に。東京では彼の高校の同級生だった鉄道雑誌の女性カメラマンへの殺人未遂事件が発生。二つの事件に繋がりを感じた十津川警部の前に、七年前に長野県渋温泉で起きた殺人事件が浮び上がる。そして、連続殺人の現場は、広島電鉄宮島線へ。「電鉄」シリーズ。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930(昭和5)年、東京生れ。’63年『歪んだ朝』で「オール讀物」推理小説新人賞、’65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞をそれぞれ受賞。’81年に『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞する。2004(平成16)年には日本ミステリー文学大賞を、’19年には「十津川警部」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ろこぽん
6
広電の社員さんよ、広島弁しゃべれー。本の中では人がどんどん死んでいくのに昔よく乗ってた愛する広電が懐かしくてとても楽しかった~!2020/11/18
ちえり
5
【借り本】何年ぶりかの西村京太郎。読みやすくて面白かったけど、なんかちょっと物足りなかったな。トリックもないし、偽装とかもなし。ただただ7年前の事件の謎を追う。動機がいまいち? 最後はもっとスカッと終わってほしかった。2022/08/09
Akio Aratani
4
地元の話なので、期待したのに! 広島弁皆無に違和感2020/02/10
あきさん
3
秘書が勝手にやったことなので、政治家は知らないということで罪に問われないのが世の常。何か間違っているよなぁといつも思う。2022/03/27
ナオミ
3
なんか後味スッキリしない、トリックもない、結果もはっきりしない。読みやすかったけど。 大して考えることもなかったし、登場人物も少なかったし、だと思うが。2021/05/04