内容説明
額に汗して稼いだ金で飲む―。客のそんな一夜のささやかな楽しみを守るため、一人の男が立ち上がった!ヤクザを撃退し、その営業方針を貫いて長年飲食店を経営してきた著者。「ぶっ殺してやる」と脅されながらも、熱い信念を曲げずに闘い続けるのはなぜか。ヤクザに絡まれそうになったとき、どうすればいいのか。深い洞察と手に汗握るエピソードに彩られたノンフィクションの傑作。
目次
グラス一つの裁判
南武線稲川会マル暴との徹底抗戦記
ヤクザと悪質な客―脅しの手口(借金をかたにビル乗っ取り。暴力団がやってきた;「鉄砲玉」三文二郎の二束三文の人生 ほか)
九州太郎―あるヤクザとの奇妙な出会いと別れ
著者等紹介
宮本照夫[ミヤモトテルオ]
1938(昭和13)年山口県生れ。’59年山口県立下松工業高校卒業。’64年神奈川県川崎市で焼鳥屋を開店。以来、クラブ、スナックなど50近い店をオープンする。「暴力団お断り」の方針を貫き、警察と協力して、これまでに100人以上のヤクザや不良客を検挙させた。現在、(株)宮本企画代表取締役。川崎、麻布十番などで焼肉店を経営する傍ら、全国で飲食店経営、暴力追放について講演を行っている。著書に『それでもヤクザはやってくる』(2007年映画化)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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