新潮文庫
超常現象―科学者たちの挑戦

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101283807
  • NDC分類 147
  • Cコード C0195

出版社内容情報

これほど科学が発達した現代社会においてなお、常識では説明のできない事象は確かに存在する。超常現象──。例えばイギリスの古城に姿を現す、ハンチング帽を被った男の幽霊。前世の記憶を詳細に語る子供たち。死後の世界を垣間見た人や、C I Aにその能力を認められたユリ・ゲラー……。人類はどこまでその正体に迫ることができるか。「本物」は存在するのか。最先端の科学で徹底検証する。

NHKスペシャル取材班[エヌエイチケイスペシャルシュザイハン]
著・文・その他

内容説明

これほど科学が発達した現代社会においてなお、常識では説明のできない事象は確かに存在する。超常現象―。例えばイギリスの古城に姿を現す、ハンチング帽を被った男の幽霊。前世の記憶を詳細に語る子供たち。死後の世界を垣間見た人や、CIAにその能力を認められたユリ・ゲラー…。人類はどこまでその正体に迫ることができるか。「本物」は存在するのか。最先端の科学で徹底検証する。

目次

第1部 さまよえる魂の行方―心霊現象(「幽霊」は未知なる存在か;「幽霊」を追い詰める科学者たち;「死後の世界」を垣間見た人々;生まれ変わりの子どもたち)
第2部 秘められた未知のパワー―超能力(スプーン曲げはトリックだったのか;国家が認めた超能力;テレパシーと脳;すべての鍵は、人の“意識”)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

138
新潮文庫の100冊2019対象本 一番印象に残った超常現象の話は意識が量子レベルの超能力現象を引き起こすという話。「地震が起きたらどうなるか…。本当に起きたら怖いから考えないようにしよう!」というアレに関係する超常現象ですね。言霊の一種ともいえるでしょうか?オカルト…というより民間伝承の世界の話題が量子力学に結び付くというのが意外な感想です。自分としては民間伝承はオカルト以上に先端科学と縁遠い印象ですから。2019/08/17

あきぽん

114
幽霊、前世などの超常現象を真面目に科学する本。自分はオカルトブーム世代ではないけれど、夏なので新潮文庫の100冊から読んでみました。文系人間には難しい部分もあったけど、ネットなんて昔の人からしたら超常現象ですよね。こういうの真面目に研究している科学者さん達が文明を進歩させているんだな。2021/08/20

ゴンゾウ@新潮部

114
超常現象を科学的に解明する。あくまでもニュートラルに。白黒を判定するのではなく分からないものは分からないと。超常現象たしかに怪しい所は否めないが、動物の潜在能力や記憶や心の潜在意識などあながち否定できない。予感と予言、ノストラダムスは信じられないが虫の知らせは納得できる。 【新潮文庫の100冊 2019】2019/07/12

chimako

108
ユリ・ゲラーの番組では弟と共に壊れた時計を持ってテレビの前に座り、台所からスプーンを持ち出し、テレビに向かって必死……そんな少女時代。祖母の壊れた目覚まし時計が動き始めた事に興奮し、スプーンが曲がったような気になりますます興奮したあの頃。日本の超能力少年はスプーンを床に押し付けて曲げていたとの報道で「あっ、やっぱり」と思ったことを思い出す。大人になって「まゆつば」という言葉も覚え、しかしどこかで「分からないことって起こるでしょ」と思っていた。この本、NHKである。真面目に科学する。なかなか面白かった。2020/08/27

Aya Murakami

92
新潮文庫の100冊2020 人魂=プラズマの話と脳内量子もつれの話が今回の再読で印象に残りました。人魂=プラズマだという説が正しいとすると自然界で発生しているプラズマはなぜ実験で発生させるプラズマよりも長い時間反応するのか?脳内量子もつれが正しいとするとかなり特殊な条件で発生させる量子もつれ実験が普通の自然界で起きているということに…?「なんか生命の底力っぽい話だなぁ」なんて妙なことを考えながら読み終わりました。2020/11/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12861489
  • ご注意事項