出版社内容情報
遥か昔、ペルー・アマゾンの奥地。白人に奴隷化された先住民イネ族の男が主人を殺し、仲間と逃げた。全滅を避けるため二手に分かれ、それきりに。密林で語り継がれた別れの記憶と再会の願い。「森で別れた仲間(ノモレ)に会いたい。友(ノモレ)を探してくれ」――。百年が過ぎ突如現れた未知の先住民と接触したイネ族のロメウは、彼らがノモレの子孫ではないかと感じ始める。人間の存在を問う圧巻の記録。
内容説明
遙か昔、ペルー・アマゾンの奥地。白人に奴隷化された先住民イネ族の男が主人を殺し、仲間と逃げた。全滅を避けるため二手に分かれ、それきりに。密林で語り継がれた別れの記憶と再会の願い。「森で別れた仲間(ノモレ)に会いたい。友を探してくれ」―。百年が過ぎ突如現れた未知の先住民と接触したイネ族のロメウは、彼らがノモレの子孫ではないかと感じ始める。人間の存在を問う圧巻の記録。
目次
第1部 救世主の山へ(ロメウ、川を上る―二〇一五年七月;マシュコ・ピーロ;基地での一日が始まる―二〇一五年七月;細長い筒、樹液の出る木、黄色い実;出現―二〇一五年七月 ほか)
第2部 川を渡り来る者(音、川の向こう、近い日の話;ロメウ、家族との接触を続ける―二〇一五年八月;こちら側とむこう側―二〇一五年九月;不穏な前兆、隠された意図―二〇一五年十月;ロメウ、奔走する―二〇一五年十月 ほか)
著者等紹介
国分拓[コクブンヒロム]
1965(昭和40)年、宮城生れ。’88年早稲田大学法学部卒業。NHKディレクター。著者『ヤノマミ』で2010(平成22)年石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、’11年大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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