出版社内容情報
優しいおばあちゃんはなぜマジメな小学生を誘拐したのか(「おばあちゃんの旅」)。ネット通販の倉庫で働いていた双子の姉妹が恐ろしいトラブルに巻き込まれて(表題作)。バーで出会ったふたりの男。やがて明らかになる《白猫消失事件》の真相(「空を飛んだ猫」)。ごく普通の男女が人生でたった一度だけ起こした犯罪。その〝切ない動機〟とは。鋭い切れ味&人間ドラマ。名手が描く6つのミステリ。
【目次】
内容説明
優しいおばあちゃんはなぜマジメな小学生を誘拐したのか(「おばあちゃんの旅」)。ネット通販の倉庫で働いていた双子の姉妹が恐ろしいトラブルに巻き込まれて(表題作)。バーで出会ったふたりの男。やがて明らかになる《白猫消失事件》の真相(「空を飛んだ猫」)。ごく普通の男女が人生でたった一度だけ起こした犯罪。その”切ない動機”とは。鋭い切れ味&人間ドラマ。名手が描く6つのミステリ。
著者等紹介
松尾由美[マツオユミ]
1960(昭和35)年、金沢市生まれ。お茶の水女子大学卒。会社員を経て作家に。’89(平成元)年に『異次元カフェテラス』を刊行。’91年「バルーン・タウンの殺人」でハヤカワ・SFコンテストに入選する。SF的な設定から日常に潜む謎まで、幅広い作風で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきらぱ
29
松尾由美さんのしゃれたミステリー短編集です どれもとても良い。表紙の絵も良い(杉田比呂美さん)わたしは「ただし例外として」が特に好きです 松尾さんといえば「九月の恋に間に合えば」 また読みたくなってきた。あれだけは本を読まないうちの娘達も当時おもしろーいと言っていたな 2026/04/09
aki
27
日常に潜む、犯罪は犯罪なんだけど、"ふとした犯罪"をブラックユーモアを交え、その心理を描く6編の短編。ひょんな縁で小学生を誘拐?してしまったおばあちゃんのとった行動は結果オーライだったし、運動会を中止させようとした2人の女の、特に事務員のオチには驚かされ、消えた猫の話しも散々推理に推理してのラストにそういうことかと。大なり小なりそれぞれ胸に秘めている思いが重罪ではないけれど犯罪という行為に向かってしまう心理というのが伝わってくる。2026/03/07
小梅さん。
16
冒頭の「おばあちゃんの旅」がすごくよかった。 おばあちゃん、素敵だ。 父親を助けようとする男の子を「誘拐」しちゃう、その理由とその後。かっこいいなぁ。 「空を飛んだ猫」の、猫が消えた理由! 思いもしなかった。うまい持って行き方。 その前の腕時計の話があるからよけいに。 帯にあるように、「普通の人びと」による優しい犯罪は、あたたかい。2026/03/15
NAOAMI
13
どこにでもありそうなほのぼのした設定の中で、凶悪でも粗暴でもない人間が罪を犯すときとは?自転車2人乗りから、泥棒、誘拐+横領、脅迫電話まで!雰囲気全般おっとりした物語中、ある意味「確信犯」として実行してしまう犯罪というのが、今作の可笑しみのひとつ。それを謎解きとしても楽しめるのだが、そこに至る推論・洞察が丁寧に描かれ、短編にありがちなスッ飛ばしもなく味わえる。物理的にも中身的にも厚みが無いっちゃあ無いけれど展開を楽しむ軽やかさが好きだな。学校の事務員さんの〆オチが淡々(笑)。おじいちゃん、会えましたよね!2026/03/25
紅子
10
短編集。 軽く読めて面白かった。けど、なんとなく偶然だらけの世界という感じもした。まあ小説だからええか。2026/03/05
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