出版社内容情報
「リーダーこそ最前線で戦え」徳川家康。源頼朝から、信長、秀吉、龍馬、西郷まで。英傑たちの一言が、明日を生きる指針となる。
上杉謙信は「不覚をとらぬことが大事だ」と告げ、徳川家康は「リーダーこそ前に出て闘え」と説いた。伊達政宗は考え抜くことの大切さを語り、宮本武蔵は仏神にすがるなと言い放つ。歴史学者が、時代を創った男たちの言葉から後世に残すべきものを選び抜き、鋭く簡潔な解説を加えた。混迷の時代を逞しく生きるためにまずは本書を開くべし。『名将の言葉 武人の生き様と美学』改題。
内容説明
上杉謙信は「不覚をとらぬことが大事だ」と告げ、徳川家康は「リーダーこそ前に出て戦え」と説いた。伊達政宗は考え抜くことの大切さを語り、宮本武蔵は仏神にすがるなと言い放つ。歴史学者が、時代を創った男たちの言葉から後世に残すべきものを選び抜き、鋭く簡潔な解説を加えた。
目次
第1章 勝つための奥義(徳川家康;蒲生氏郷;上杉謙信 ほか)
第2章 人を動かす法(毛利元就;蒲生氏郷;尼子経久 ほか)
第3章 己を鼓舞するとき(山中幸盛;徳川頼宣;畠山重忠 ほか)
第4章 信念―己の信じる道(本多忠勝;小堀遠州;井伊直政 ほか)
著者等紹介
本郷和人[ホンゴウカズト]
1960(昭和35)年、東京都生れ。東京大学史料編纂所教授。東京大学文学部・同大学院で日本中世史を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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saga
26
実証的歴史学では踏み込めない歴史的人物の世界。まじめに遊ぼうとした本。「はじめに」での著者の言葉が、重くそして面白い。本書に収録された言葉は、いずれも乱世を生きた人々の言葉だが、今一つ心に響かなかったな~2014/02/10
壱萬参仟縁
24
2011年初出。珍しくTSUTAYAで購入。 Tポイント10倍を利用! 僕は名言も気に入っている。 蒲生氏郷の 「わが家には銀の兜を着した兵がいて、 戦いのたび先駆けしてよく働く。 その者に負けぬようにいたせ」(16頁)。 市民大学院でご教示いただいた先生の名言。 柳生宗矩の 「われ人に勝つ道を知らず、 われに勝つ道を知る」(34頁)。 武田信繁の 「下々の批判をよくよく聞き届け、 たとひ如何に腹立ち候とも堪忍」(90頁)。 池田光政の 「田畑は国と民との至極なる宝なり」(210頁)。 2014/03/28
国士舘大学そっくりおじさん・寺
24
著者が本郷和人でなければ手に取らなかったであろう本。平安〜維新迄の名将達の発言集。名将と言っても後鳥羽院や武蔵、龍馬、江戸期の名君等も登場。普通の名言集というよりも、時代の精神や発言者の人となりが伺える言葉も多い(無論名言もある)。発言の解説部分はもちろん、人物のプロフィール部分にも所々面白い話が紹介されている。流石に学者の本だ。私は最近、短い言葉や短い文章の本にハマっているので楽しく読了した。2014/02/16
さきん
20
知っている格言も多かったが、解説と格言の文面構成が素晴らしく、読みやすかった。文庫サイズなので、文庫用書棚に並べて、生き悩んだ時に手に取って振り返ることができる。2017/03/12
ゆうへい
7
一文ごとに解説や説明が描かれていて、分かりやすいです。