内容説明
男女の脳は仕組みが違う。だからものの感じ方も見方も違う。男が愛してると言えば、必ず君のもとに戻るという意味。でも女には、これからずっと最優先で君のことを考えると聞える。だから黙って夕食をすっぽかした夫に妻はひどく傷つき、ちゃんと帰ったのに非難された夫は戸惑う。最先端の脳科学とAI(人工知能)の知識を駆使して男女の機微を探るユニークな書。
目次
女の気持ち
男の気持ち
オトナの女の必需品
ロマンスの作り方
大切にされる女の条件
魔法の鏡
この世の始まりの魔法
少女脳の憂い、少年脳の悲しみ
オトナ脳の愉楽
女心の秘密
美人の秘訣
会議は踊る
ヒロインの作り方
オトナの女の必需品2
甘い生活
千年愛
ほんとうの恋愛論
満ちてゆく時間
著者等紹介
黒川伊保子[クロカワイホコ]
1959(昭和34)年、長野県生れ。奈良女子大学理学部物理学科卒。株式会社感性リサーチ代表取締役。メーカーでAI研究に携わったのち、ことばの感性の研究を始める。気持ちよいと感じることばに男女の違いがあることを発見、独自のマーケティング論を拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴンゾウ@新潮部
123
男性脳と女性脳。そもそも男と女は脳の作りが違っていた。だから思考回路が異なるんだ。もっと早く読んでおけばよかった。2017/02/18
seri
65
何これ、面白い!老若男女問わずにお勧めできる。男と女の間に横たわる深い深い溝にそっと橋を渡してくれる。精神論や経験論ではなく、目先の何かを変える方法論でもない。二つの脳の違いを静かに見つめ、愛情をもって語りかける。どんなに一生懸命でもことばですれ違い、傷つけあってしまう男と女。でも脳の違いを知れば、そのすれ違いや錯覚を受け入れた上で、もう一段上の人間関係が築けるはず。恋愛だけじゃない、ビジネスも家庭も。相手を知りたいと願う、その願いの一歩はここにある。知性という名の羅針盤。人生の参考書にしたい本。2014/06/02
lonesome
57
男性脳と女性脳。自分の割合はどのくらいだろうかと考えてみた。育った環境によって割合が違ってくるとするならば、昔好きだった人は弟ばかりの長女だったのでなるほど男っぽさの中にとても女性らしさがあったのも納得だ。そしてその人に「女の子より女の子」と表現された自分の女性脳を形成したのはZARDだろうと気づいた。最初、黒川さんののろけ話と感じながら読んでいたけれど、30代40代の女性に向けて書いた本だと思えば、相手の男性の態度に悩まないでもっと自信を持って気楽に行きましょうと励ましているのだと思う。2014/11/24
Chibi
48
読友ガールズのお奨め本。だったのですが…なんじゃこりゃ~と思う程にしっくりこない!「女はパートナーに言葉の飴玉を欲しがっている。例え本心じゃなくとも。」いやいや、嘘の言葉なら、無い方がいいでしょう。一緒にいる相手によって、女性脳、男性脳の比率が変わるそうですが、私の脳は男性脳よりだな、間違いなく。厚揚げの様な女性のお話で思い出した。私は前に、物に例えると、すずりだと言われたことを。すずり…とても黒くて硬いね。ソフトな感じが微塵もないね(笑)歳を重ねていく上での女性の生き方については、共感できました。2014/07/22
紅香
39
『女の会話のコツはいかに喋るかではなくいかに黙るか。女は気持ちをさらして愛の行為としてる。お喋りは好意の証。男はそれに相槌をうつのが苦痛。女の上機嫌な沈黙をもって最上の愛とする』分かりました。なるほど!男も女も誠心誠意一生懸命なのに傷付け合って途方にくれている。急に不機嫌になるのは?噛み合わない会話の真意は?男女の永遠のテーマを脳的に説明。目から鱗本。黒川さんが旦那様のことを私の大好きな人はと主語にしてるところが素敵。息子さんの可愛らしい会話に何だか癒される。これからは男性を労った目で見ちゃいそう。2017/01/22