新潮文庫<br> 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか〈上〉

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新潮文庫
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101278117
  • NDC分類 789.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

柔道史上最強と謳われた木村政彦は力道山との一戦で表舞台から姿を消す。木村は本当に負けたのか。戦後スポーツ史最大の謎に迫る。

15年不敗、13年連続日本一。「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」と謳われた伝説の柔道家・木村政彦。「鬼の牛島」と呼ばれた、戦前のスーパースター牛島辰熊に才能を見出され、半死半生の猛練習の結果、師弟悲願の天覧試合を制する。しかし戦争を境に運命の歯車は軋み始めた。GHQは柔道を禁じ、牛島はプロ柔道を立ち上げるが……。最強の”鬼”が背負った悲劇の人生に迫る。

内容説明

15年不敗、13年連続日本一。「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」と謳われた伝説の柔道王・木村政彦。「鬼の牛島」と呼ばれた、戦前のスーパースター牛島辰熊に才能を見出され、半死半生の猛練習の結果、師弟悲願の天覧試合を制する。しかし戦争を境に運命の歯車は軋み始めた。GHQは柔道を禁じ、牛島はプロ柔道を試みるが…。最強の“鬼”が背負った哀しき人生に迫る。

目次

巌流島の朝
熊本の怪童
鬼の牛島辰熊
武徳会と阿部謙四郎
木村政彦と高専柔道
拓大予科の高専大会優勝
全日本選士権3連覇
師弟悲願の天覧試合制覇
悪童木村と思想家牛島
東條英機を暗殺せよ
終戦、そして戦後闇屋の頃
武徳会と高専柔道の消滅
アマ最後の伝説の2試合
プロ柔道の旗揚げ
木村、プロ柔道でも王者に
プロ柔道崩壊の本当の理由
ハワイへの逃亡
ブラジルと柔道、そしてブラジリアン柔術

著者等紹介

増田俊也[マスダトシナリ]
1965(昭和40)年生れ。小説家。北海道大学中退後、新聞記者に。2006(平成18)年『シャトゥーンヒグマの森』で第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞して小説家に。’12年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で大宅壮一ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

105
時代なのかもしれないし、ひどく貧しかったこともあるのかもしれない。しかし、木村がここまで柔道にこだわり、ひたすら強くなることに全身全霊を傾け、勝つことだけを正義としたがゆえに、力道山に負けたのではないか。彼の人生をこうやって辿っていけば、いくらでもこのタイトルの答は出てきそうだ。いかに生きるか、きちんと生きていくにはどうすぺきか、もっと学ぶ機会があったならと思う。木村に勝った力道山より、正しく導かなかった牛島に憤りを覚える。2015/01/29

Willie the Wildcat

82
講道館柔道の歴代4人の鬼の一角!?練習量と人との出会いが開花させる才能。特に師・牛島氏と、武専・阿部氏の2人との出会いが転機。連戦連勝、正に敵無しの柔道街道も、思想と戦争が人生の転機要素。前者は牛島氏との乖離による精神的、後者は物理的な競技との距離。加えて後者は、柔道界そのものの衰退も意味。奥様の病への木村氏の優しさが救いという感。それでも話が暗くならないのは、木村氏の豪快に生き方にあるかもしれない。但し、奥様の気苦労は絶えなかったものと推察・・・。2016/10/09

goro@the_booby

67
素晴らしい!木村政彦だけに光を当てるのではなく、柔道、柔術を含めその歴史観をも描き出そうとしている。講道館の歴史から抹殺された人々をも鮮やかに蘇らせている。力道山に負けた柔道家との認識しかないところから広く深く知ることが出来た。あらゆる格闘技を取り入れていれば最強の実践武道となっていたのではないか?木村の人生については下巻読了後にしたいが、こんなに破天荒なものだったのかと驚くばかりですわ。参りましたで下巻へ行かせてもらいます!2016/07/25

harass

65
単行本出版時に気になっていた本でようやく手に取った。柔道の天才木村の数奇な人生と日本武道の変遷を描くノンフィクション。格闘技の世界は漫画やネットぐらいでたまに見聞きする程度の知識しかなかったが実に語りがうまく興味を持たせて読書が進む。何よりも最強を願い達成する方法を知り実際に達成してしまう弟子と師匠の二人の常識外れさと凄まじいエピソードに驚く。個人的に断片的だった高専柔道の解説に納得。栄光の戦前戦中は過ぎさり、木村は日本を抜け出しまさかのブラジル。グレイシー柔術がここででてくるとは…… 2016/07/28

つねじろう

65
やっぱり強い男の話は良いよね。それもその世界では「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と言う日本一強い男が負けた話だから面白く無いわけがない。インタビューや徹底した取材で掘り起し、事実の積み重ねから真実を浮かび上がらせようとしている。時代がそうさせたのか規格外の男達が次々に現れぶつかり合いドラマが生まれる。木村政彦を追いながら、柔道と柔術、講道館と高専柔道。その確執と盛衰も見せてくれる。あっという間の上巻でした。2014/04/13

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