出版社内容情報
家内あっての自分だった。35年間、いい時も悪い時もいつもそばにいた君が逝ってしまうとは。7歳下の君が――。感涙の追想記。
家内あっての自分だった。一人きりで迎える静かな時間の中で、とめどなく蘇る君在りし頃の思い出。手料理の味、忘れられない旅、おしゃれ、愛した猫や思い出の映画・・・・・・。夫婦二人きりで過ごした35年間のささやかな日常には、常に君がいてくれた。いい時も悪い時も、7歳下の美しく、明るく、聡明な君が――。文芸・映画評論でつとに知られる著者が綴る、亡き妻へ捧げる感涙の追想記。
内容説明
家内あっての自分だった。一人きりで迎える静かな時間の中で、とめどなく蘇る君在りし頃の思い出。手料理の味、忘れられない旅、おしゃれ、愛した猫や思い出の映画…。夫婦二人だけで過ごした35年間のささやかな日常には、常に君がいてくれた。いい時も悪い時も、7歳下の美しく、明るく、聡明な君が―。文芸。映画評論でつとに知られる著者が綴る、亡き妻へ捧げる感涙の追想記。
目次
持てあます野良猫二匹やひとり者
家内、川本恵子は二〇〇八年、五十七歳で逝った
「人生で一番の旅は」と聞くと、家内は私と行った台湾と答えた
他愛のない会話がいま懐しい
「一人食う飯はまずく女房と食べた晩飯は楽しかった」(伊藤茂次)
静かな葬儀をするということ
幸せだった思い出を語るのが、いちばんうれしいことではないか
著者等紹介
川本三郎[カワモトサブロウ]
1944(昭和19)年、東京生れ。東京大学法学部卒。文学、映画、旅を中心とした評論やエッセイ、翻訳など幅広い執筆活動で知られる。『大正幻影』でサントリー学芸賞、『荷風と東京』で読売文学賞、『林芙美子の昭和』で桑原武夫学芸賞と毎日出版文化賞、『小説を、映画を、鉄道が走る』で交通図書賞、『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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