新潮文庫
退屈姫君 海を渡る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101265346
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

今日も江戸の上屋敷であくびをかみ殺していためだか姫。そこへ舞い込んだのは、夫である風見藩藩主・時羽直重が失踪、ついでに冷飯食い数人も消えたという大ニュース。姫が直ちに千石船を仕立て、お仙と海上を一路讃岐へ向かってみれば…。お城は六波羅景望なる謎の武士に牛耳られ、風見藩はまさに乗っ取り寸前。殿は何処へ。めだか姫は藩の危機を救えるのか。

著者等紹介

米村圭伍[ヨネムラケイゴ]
1956(昭和31)年、横須賀市生れ。千葉県在住。早稲田大学政治経済学部卒。’99(平成11)年、『風流冷飯伝』で小説新潮長篇新人賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

76
面白かったです。暇だっためだか姫のところに舞い込んだ藩主が行方不明になった話。深刻なはずなのに、姫君はいたって明るいというのが印象的でした。敵が正統派なせいか、姫君の性格がより際立って見えます。時折見せるめだか姫の大名の正室の顔も気になります。2019/05/17

ドナルド@灯れ松明の火

26
退屈姫君伝に続き海を渡る。新婚の藩主の元に千石舟で風見藩へ向かう。お仙の他に諏訪と小文五が付いてきて、風見藩乗っ取りを狙う六波羅と名乗る平家の落人の末裔と闘う。面白くて一日で読了。下ネタ加減が絶妙。次作に突入するぞ。2013/03/26

のびすけ

22
風見藩主の直重が謎の失踪。めだか姫とくノ一お仙たちは、藩の危機を救うべく船で一路讃岐へ。藩乗っ取りを企む六波羅を相手に、めだか姫たちが繰り広げるハチャメチャな活躍が愉快。2023/07/29

うずら

18
退屈姫君シリーズ第2弾。今回は、めだか姫の夫である風見藩藩主・直重が失踪してしまいます。それを知ってじっとしているめだか姫ではありません。語り口がまるで講談を聞いているようで、お色気話もネタのうち。軽いというよりも爽快なノリで悪と対峙するめだか姫と、くノ一お仙のコンビが楽しいです。先に『風流冷飯伝』を読んでいると、より一層面白かったのではないかと思います。2014/04/05

ひかつば@呑ん読会堪能中

18
第4弾は「退屈姫君伝」の続編で前巻「面影小町伝」より少し前という時代設定。タイトルを見たときは海外に行くのか?とも思ったが、江戸時代に大名の正室が江戸から離れること自体が至難の業なので、行先はまぁいいとしよう。今回は前巻の「面影~」とは違ってユーモアたっぷり、めだか姫を始めとするお馴染のメンバーの個性と活躍ぶりがなんとも楽しく、あっという間に読み終えてしまった。次の「恋に燃える」に取り掛かります。 2013/08/14

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