出版社内容情報
一九〇〇年の欧州へ――二十世紀の新しい息吹の中で格闘した若き日本人たちの精神と足跡を辿り、近代日本の源流を鋭く見つめた好著。
西暦1900年――。『坂の上の雲』の主人公・秋山真之や英留学に向かう途上の漱石はパリ万博を訪れていた。そしてロンドンには南方熊楠、ウィーンには青山光子。二十世紀を迎える欧州で、新しい世紀の熱い息吹に触れた若き日本人たちの精神と足跡をたどり、近代日本の源流と歴史の深層を見つめ直す。新潮選書『二十世紀から何を学ぶか〈上〉一九〇〇年への旅 欧州と出会った若き日本』改題。
内容説明
20世紀を解読する「知の遠近法」。夏目漱石、秋山真之、南方熊楠…新世紀の熱い息吹に触れた若き日本人の精神と足跡。1900年の欧州で、彼らは何を見たか―。
目次
第1章 一九〇〇年パリ
第2章 一九〇〇年ロンドン
第3章 一九〇〇年ウィーン
第4章 一九〇〇年ローマ
第5章 一九〇〇年マドリッド
第6章 一九〇〇年ハーグ
第7章 一九〇〇年サンクト・ペテルブルク
第8章 一九〇〇年ベルリン
終章 一九九九年世紀末に向う欧州
著者等紹介
寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947(昭和22)年、北海道生れ。’73年、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。同年三井物産入社。ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員を務めた。現在、(財)日本総合研究所理事長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長。『新経済主義宣言』(石橋湛山賞受賞)など著書、共著多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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