新潮文庫<br> 春になったら苺を摘みに

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新潮文庫
春になったら苺を摘みに

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101253367
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェスト夫人と、さまざまな人種や考え方の住人たちが暮らしていた。ウェスト夫人の強靭な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分に問い続ける―物語の生れる場所からの、著者初めてのエッセイ。

目次

ジョーのこと
王様になったアダ
ボヴァリー夫人は誰?
子ども部屋
それぞれの戦争
夜行列車
クリスマス
トロントのリス
最近のウェスト夫人の手紙から―二〇〇一年末
五年後に

著者等紹介

梨木香歩[ナシキカホ]
1959(昭和34)年生れ。英国に留学、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

360
この人の作品は、どちらかと言えば物語の方が好きなのだが、こんな風なエッセイも捨てがたい魅力がある。ほんとうに感性が豊かな人なのだろう。今回は、いわゆる「異文化接触」が基調テーマなのだが、彼女が最初に巡り合った、ウェスト夫人とS・ワーデンのコミュニティの人々は、最良の英国であったように思う。ことにウェスト夫人は、彼女の物語作家としての師でもあり、この出会いがなければ、今の梨木香歩はなかったかも知れない。このエッセイの読後感は、ウェスト夫人を核とした、連作の小説を読んだかのようだ。2012/06/23

風眠

251
「そうだ。共感してもらいたい。つながっていたい。分かり合いたい。うちとけたい。納得したい。私たちは本当はみな」帯でも紹介されているこの文章に光が見える。それは生きていく道の先にある光。人の中で生きるのは大変な事もある。けれどお互いに「理解できなくても、受け容れる」努力をすれば、この世界はきっと光に包まれて優しくなれる。簡単な事じゃない。いろんな人がいる。人は長所・短所を合わせ持っているから人間なのだ。それは私も同じ。著者の人への眼差し、優しさが見え隠れする洞察力、私の心にいつも置いておきたい一冊になった。2016/12/16

SJW

242
梨木さんが学生時代にお世話になった英国の下宿の女主人「ウェスト夫人」と彼女に関わる様々な人々にまつわるエッセイ。出てくる地名や登場人物の名前から、自分が初めての外資系に入社した時のことを思い出した。上司となるカナダ人と面接した時はよく英語が分かり、これなら外資で生きていけるかと思った。入社した後、隣の席のオックスフォード出のジョナサンと話をしたら、何を言っているのか分からず焦った。近くの席のケムブリッジ出のアンディに聞いたら、英国の上流階級の話し方だという。その他にアメリカ人3名、香港出身の中国人(続く)2018/09/05

テディ

219
英国留学時代の下宿先の女主人ウエスト夫人との再会。様々な人種と各様な考え方を持つ下宿人。エッセイの中で作者は、英国からカナダそしてニューヨークまで旅立つ。グローバルな視点に気が付かされるが、ここで軸となるのはやはりウエスト夫人の「理解はできないが、受け容れる。」という受容の精神であろう。人としての優しさ、包容力は無論の事、これを家庭、学校、職場、コミュニティーを含む社会で実践出来れば世の中はより過ごしやすくなると思う。楽しい物語のようで人生観を掘り下げたエッセイであり梨木作品が慈しみ深い理由が分かった。2018/05/04

さてさて

200
直前に「村田エフェンディ滞土録」を読みましたが、舞台となる国は違えど異国を表現する感覚に両者の中に似たような雰囲気感を感じました。観光するだけでなく異国で生活する感覚、すれ違うだけでなく異国の人と交流する感覚、そして感じるだけでなく異国を理解しようとする感覚。「滞土録」のあの異国留学の奥深さはこのエッセイの先にあった世界なのだととても納得しました。 梨木さんの独特な世界観から生まれる作品たちが根差す土壌の感覚に少し触れることができた、そんな印象を受けた作品でした。 2020/09/23

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