新潮文庫
闇の楽園

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  • サイズ 文庫判/ページ数 711p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101248325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

マイラインの営業に力の入らぬ青柳敏郎は、町おこしのアイディア募集を見て「お化け屋敷のテーマパーク」を思いつき、応募すると見事採用に。だが、その町では反対運動が起きて、住民投票で決着をつける事態へ。敏郎たちが反対派の素性を探ると、謎の集団に行き当たった。あるカルト教団が町に道場建設を目論んでいたのだ。破天荒な犯罪をポップなノリで描く著者の衝撃的デビュー作。新潮ミステリー倶楽部賞受賞作を加筆・補強した決定版。

著者等紹介

戸梶圭太[トカジケイタ]
1968(昭和43)年、東京生れ。学習院大学文学部心理学科卒。自称ミュージシャンを経て、突如、小説を書き始め、’98(平成10)年に『闇の楽園』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞。以後、作家活動に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

40
極端なキャラ設定やから最初はコメディーと思いながら読んだ。途中からは追い詰められる緊迫感で最後まで読めた。ページ数は多いけど読み終えるのに時間は掛からない。 次に繋がりそうなラストは嫌い。短編なら許せるけど約700ページでこの終わり方は無いわ・・・。読者に結末を預ける遣り方は嫌いじゃないけど、これは長いくせに中途半端やわ。2011/02/15

Junichi Yamaguchi

38
『楽園』… 戸梶さんデビュー作品。 今と比べるとエログロ度は低いが、個人的には丁度よく感じる。 主人公のキャラが前半と後半でかなり変わった気がしたが、愛は人を変えるということかな。。2017/11/01

mittsko

15
カルトを主題にした日本の小説の代表作のひとつ…と聞いて読んでみた…(*´ω`*) 原著は99年。面白かった、文庫版704頁と分厚い一冊だが、ナカダレもなく最後まで引き込まれて読んだ。もっとゆっくり読むつもりだったのだが、頁を繰る手がとまらなかった。エログロ上等の乱痴気な娯楽小説とでもいうのか。構成はすごくしっかりしているのだが、著者は話がシリアスになりきるのを決して許さない。意図的な調子はずれの表現をやたらと散らばらせる。個性的だなと思った2019/03/01

パレット

7
町おこしの為のテーマパーク建設に対し、カルト団体の恐るべき企てが水面下で遂行されていく!戸梶圭太のデビュー作!!やっぱり戸梶さんの本は面白いね!『激安人間!』とか、いい意味でお上品でない戸梶ワードの数々が頭に残っちゃうよね!悪口のバラエティーがすごい(褒め言葉)2020/07/16

Keiko Numazawa

6
初めて戸梶作品を読んだのは中学生のころ。その頃私の中でsmやparty7の映画がブームで、異常者がいっぱい出くる戸梶作品を頭の中で映像化したとき必ず出てくるのが我衆院でした!w この作品ははじめて読みましたが戸梶さんらしい作品~!インパクトある写真も必見。2014/12/25

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