新潮文庫<br> 管見妄語 失われた美風

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新潮文庫
管見妄語 失われた美風

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101248202
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

グローバリズムの進展により、ついには小学校で英語を教えるまでになった。このままではやがて、英語の発音が少しばかり良いだけの、無教養で薄っぺらな日本人で溢れることになる。今、必要なのは流暢な英語より教養。そして惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感、家族愛――つまり「日本人の美徳」である。国の愚策を憂い、故郷への想いに胸が熱くなる「週刊新潮」連載の名物コラム、ついに最終巻。

内容説明

グローバリズムの進展により、ついには小学校で英語を教えるまでになった。このままではやがて、英語の発音が少しばかり良いだけの、無教養で薄っぺらな日本人で溢れることになる。今、必要なのは流暢な英語より教養。そして惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感、家族愛―つまり「日本人の美徳」である。国の愚策を憂い、故郷への想いに胸が熱くなる「週刊新潮」連載の名物コラム、ついに最終巻。

目次

第1章 祖国とは国語
第2章 流暢な英語より教養
第3章 統計とは「インチキの玉手箱」
第4章 孤高の日本を忘れた現代日本
第5章 我々の生のような花火
第6章 世の動きに対するたまらない想い

著者等紹介

藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。著書に『名著講義』(文藝春秋読者賞受賞)、『孤愁 サウダーデ』(新田次郎との共著、ロドリゲス通事賞受賞)等。新田次郎と藤原ていの次男(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾

29
○国際関係、生活、数学、日本等幅広い分野に対して知識を背景とした自分の考えを述べている藤原さんのエッセイはやはり面白いと感じました。教養の必要性と欠如については痛感しました。2023/01/11

mayumi

24
週刊新潮に連載されていたコラムの最終巻。今作でも藤原節は炸裂。豊富な知識とキレのある批判、そして思わず笑ってしまうユーモアなど、最終巻であることが寂しくなってしまう。今後は長編に取り組まれるとのこと。それを楽しみにするとして、長年の連載お疲れ様でしたと言いたい。2022/04/23

そうげん(sougen)

6
よかったと感じたのは、p.65 失われた美風、p.135 扱いにくい人々、p.233 真理への遠き道。週刊誌連載のコラムをまとめた「管見妄語」シリーズ、これが最終巻になってしまいました。数学者が物されたエッセイには読み応えのあるものが多く、わたしもときおり本誌を読むときにこの稿を読むのを楽しみにしていました。しかし著者の藤原さんは、作中にユーモアを交えることを常に忘れないで実行されてますね。余裕のある書かれ方がされていて、それが読む側の気持ちをやんわり和ませてくれる。緩急あって胡椒も効いて、いい文章でした2022/12/07

Masa

3
書店文庫新刊コーナーにて発見、購入。週刊新潮連載の藤原先生のエッセイ管見妄語、最終巻。連載中はこのエッセイを読む為だけに新潮を立ち読みしたし、無論単行本も持っている。では何故文庫も買うのかと問われれば、それは偉大なる数学者藤原正彦への敬意である。愛である。少なくとも3回は読んだ訳だが、再読に値するエッセイなど滅多に無い。連載中の壇蜜のエッセイ、だんだん蜜味ではダメなのだ。2022/03/07

カノープス

3
現代エッセイの書き手として、私の中で浅田次郎と双璧なのが藤原氏だ。一本の質の高さと計算された構成には目を見張るものがある。信州の田舎の風景を切り取った描写。特に土地の人の言葉は、今、まさにその場所で暮らしている私の中にすんなりと入り込み、一気に風景が広がりを持って立ち上るほどにリアルだ。著者独特のユーモア溢れる作品も楽しいが、死にまつわる静謐なエッセイの完成度は群を抜いて素晴らしい。日本を愛し、家族を愛し、自然を愛する心が真に迫る書き手を他に知らない。連載終了をこれほど残念に思うことは無いだろう。2022/01/02

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