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新潮文庫
人生に関する72章

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  • サイズ 文庫判/ページ数 173p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101248097
  • NDC分類 159
  • Cコード C0195

内容説明

「いじめられている同級生を見過ごせないのですが、どうすればいいですか」「中学生ですが、九歳上の先生を好きになってしまいました」「新婚なのにセックスレスです」「孫がテレビ漬け。息子夫婦にどう言えばいいですか」…。人生は難問だらけ。何をなすべきか、鋭くズバリ言い切る。迷いを断ち切る新しい人生のバイブル。藤原夫人の緊急質問を増補。

目次

1 十代の悩み
2 二十代の悩み
3 三十代の悩み
4 四十代の悩み
5 五十代の悩み
6 六十代以上の悩み

著者等紹介

藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943(昭和18)年、旧満州新京生まれ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学理学部教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、独自の随筆スタイルを確立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lee Dragon

36
質問に対して著者が淡々と答えていくという形式の本、内容がほぼ一緒なものが続くので飽きます。基本的には嫁姑を含めた人間関係とダメダメな子供に関しての話で、一生つきまとう問題なんだなと思いました。ところどころ入るユーモアが面白く、特に解説にはクスリとさせられました。2016/08/17

朗読者

24
大事なことを伝える時、真面目に語るのは小っ恥ずかしいから、ついふざけてしまう。よくわかります。いつも通り面白く、藤原イズムを学べました。テンポの速い会話についていけないという女子高生の悩み相談に「毒にも薬にもならない空気のような会話を延々と続けられるのは、頭の中まで空気になったのかと心配になる」と毒舌をもって励ましたり、悪さをした子との向き合い方に悩む母親に「目から火花と涙をほとばしらせながら叱って良いのです」と背中を押したりするウィットと愛情を兼ね備えたアドバイスの数々。そんな風に言えるようになりたい。2023/02/19

双海(ふたみ)

22
帰りの各停電車でのんびり読んでいました。藤原夫人が質問して、夫である著者が答えるという巻末の「おまけ」がユーモアに溢れていて気持ちがいいですね。著者のエッセイは随所にユーモアが散りばめられていて、私はそれを楽しみに読むのです。2016/08/11

ぱんにゃー

19
著者はまえがきで「悩みに2種類」あることを明示しています。ありがとうございます。 A「ほどんどの相談者が、常識とか固定観念とか風潮にしばられて悩んでいる。」(こちらをおもしろおかしく回答) B「相談の中には、常識とは無関係の、人間としての根源的な悩みに関するものが時々あった。」(こちらは(ほとんどありませんが)真剣に回答) 2013/06/06

Kaz

17
就職もせず家事もせず毎日ぐうたら過ごしている長女にほとほと参っている。藤原先生の回答はきっと「甘やかしてはいけません。」に違いない。返す刀で「そんな娘に育てたのはあなたです。」に間違いない。おっしゃる通りです。何とかしないといけないと改めて感じさせられました。どうすればいいのか。悩みは尽きません。自分のことなら何とかできるのですが・・・。2015/10/22

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