感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
22
○読みやすいエッセイです。ユーモアはあまり感じないですが言いたいことが伝わります。「学問と文化」が日米の気質の違いがよくわかり面白かったです。2020/10/24
Aminadab
21
(第1作感想から続く)。前作との重複も多いが、補完コンテンツも豊富にあるので、前作が面白かった人は読むのが吉。第1部の教育論は傾聴に値するが、提言にある「学生による授業評価」などは平成半ばにはほぼ全大学で実施されている。やはり読み所は体験談で、ロサンゼルス初体験記などは実感としてほぼ現在と変わらない。あと前作にはなかった重要物件は(新婚の若妻話を除けば)何といっても父親の思い出。初めて知ったが新田次郎という人は1980年にわずか67歳で亡くなっており悲痛。この主題は次作にも続くのでもう1冊読んでみようか。2023/07/12
fonfon
19
「学問を志す人へ」に感銘をうけた。「知的好奇心が強く」「野心的であり」「執拗でありながら」「楽観的である」という4条件が必須、しかし、情緒的成長は相当に阻害される、という覚悟をもたなければ、専門的成長は得られない。それでも真に偉大な学者には、ある年齢を経たのちには、情緒的魅力と専門的魅力が、に人間の最も深い部分において見事な親和力をもって結びつく。しかし、これを読んでも情緒的成長を放棄したかのごとき専門バカと日々葛藤をくりかえしてきた我が暮らしに諦めはつかないのだけれど。2012/05/22
hippos
18
由緒正しきエッセイ。所々昭和の香りが強く、現代なら、ん?ってなるところもあったけど、そんな表現も照れの裏返しのように感じました。非常に面白かった。2021/06/05
アルプスの空♪
15
エッセイ・・・新田次郎を父に持ち、本人は数学者である。どの本も話しの流れが順不同なので、この点だけ読むほうは、いつの間にか煙に巻かれた感がするが(>_<)、新婚旅行とか常日頃の様子が、なかなか笑えて興味が尽きないなぁ~(^_-)-☆2011/05/09
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- 和書
- 古代幻視 文春文庫