出版社内容情報
出家の謎、法然門下入門の理由、なぜ妻帯したか、罪悪感の自覚……聖人を理解する鍵は、「異端の偽書」の中の伝承に隠されていた!『歎異抄』を旧制中学時代から愛読し、長い間、親鸞に関心を持ち続けてきた著者が、それまで、どうしても答えが見いだせなかった根本的な謎に迫る! なぜ出家したのか? 法然門下に入ったのはなぜか? 妻帯した理由、悪の自覚に関する疑問……四つの謎を解くため、今まで見捨てられていた「異端の書」の中の伝承に着目し、これまでにない聖人理解に結びつけた梅原日本学の新境地!
梅原 猛[ウメハラ タケシ]
内容説明
『歎異抄』を旧制中学時代から愛読し、長い間、親鸞に関心を持ち続けてきた著者が、それまで答えが見出せなかった根本的な謎に迫る!なぜ出家したのか?法然門下に入ったのはなぜか?タブーを破り妻帯した理由、悪の自覚に関する疑問…大きな四つの謎を解くため、今まで見捨てられていた「異端の書」の中の伝承に着目し、これまでにない聖人理解に結びつけた梅原日本学の新境地!
目次
序章 親鸞にまつわる積年の「四つの謎」
第1章 謎を解き明かす鍵、『親鸞聖人正明伝』
第2章 『正明伝』の痕跡を求めて―京都・常楽寺、三重・専修寺へ
第3章 もう一つの鍵、そして「第一の謎」への挑戦
第4章 「名利の衣」を脱ぎ捨てた理由「第二の謎」
第5章 僧の結婚が意味するもの「第三の謎」
第6章 親鸞の妻、玉日の足跡を求めて
第7章 結婚後、『正明伝』に描かれた東国時代
第8章 『教行信証』に描かれた悪の自覚と「二種廻向」
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925(大正14)年、宮城県生れ。京大哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長等を歴任。’92(平成4)年、文化功労者。’99年、文化勲章受章。主著に『隠された十字架』(毎日出版文化賞)、『水底の歌』(大佛次郎賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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coldsurgeon
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Kayo Miyashita