新潮文庫<br> 作家との遭遇

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新潮文庫
作家との遭遇

  • 沢木 耕太郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101235349
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0195

出版社内容情報

少年の頃に開いた書物の森で、あるいは「学校」のようだった酒場の片隅で、沢木耕太郎が心奪われるように出会ってきた作家たち。山本周五郎、向田邦子、山口瞳、色川武大、吉村昭、吉行淳之介、小林秀雄、瀬戸内寂聴など、書くことが即ち生きることだった19人の作家に正面から相対し、その本質を描き出す。誰も知らなかった顔に辿り着き、緊張感さえ孕むスリリングな刺激あふれる作家論!

内容説明

少年の頃に開いた書物の森で、あるいは「学校」のようだった酒場の片隅で、沢木耕太郎が心奪われるように出会ってきた作家たち。山本周五郎、向田邦子、山口瞳、色川武大、吉村昭、吉行淳之介、小林秀雄、瀬戸内寂聴など、書くことが即ち生きることだった19人の作家に正面から相対し、その本質を描き出す。誰も知らなかった顔に辿り着き、緊張感さえ孕むスリリングな刺激あふれる作家論!

目次

必死の詐欺師 井上ひさし
青春の救済 山本周五郎
虚構という鏡 田辺聖子
記憶を読む職人 向田邦子
歴史からの救出者 塩野七生
一点を求めるために 山口瞳
無頼の背中 色川武大
事実と虚構の逆説 吉村昭
彼の視線 近藤紘一
運命の受容と反抗 柴田錬三郎
正しき人の 阿部昭
旅の混沌 金子光晴
絶対の肯定性 土門拳
獅子のごとく 高峰秀子

著者等紹介

沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年、東京生れ。横浜国大卒業。ルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、’79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、’82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、’85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。’86年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、’93年、JTB紀行文学賞を受賞した。’06年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、’14年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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じいじ

72
仕事で出逢った19人の作家を綴った、沢木耕太郎氏らしい切れ味鋭い人物評がさわやかで面白い。山本周五郎、向田邦子、色川武大、吉村昭など、今ご贔屓の作家さんもいて思わず嬉しくなりました。どうもサラリーマン時代の周五郎は、勤勉な仕事ぶりではなかったようです。周五郎が26歳で書いた『青べか物語』の誕生秘話には初耳のことがたくさんありました。向田邦子の悲報ー台湾・航空機事故は、まさに青天の霹靂で、初エッセイの『父の詫び状』文庫版の解説を執筆中の沢木氏は、ラジオで訊いてびっくり仰天したそうです。面白い秘話が満載です。2025/04/06

佐島楓

70
一流の書き手は、一流の読み手でもある。そんな言葉が脳裏に浮かんだ。作家に対する深い敬意と、鋭い洞察で、ひとりひとりの心の奥まで丸裸にしてしまう。だから小説はこわい。けれどおもしろいものでもある。2022/05/04

ワッピー

37
読み友さんのコメントから。文学者が文学者を考察するというのは、チャレンジングでひやひやする戦いでもあり、これまでに自分が知らなかった作家世界を覗くことでもあります。なじみの作家もいれば、名前しか知らない作家もいて、沢木尺による測量風景をながめて、自分の視野のせまさ、そしてそれぞれの作家の持ち味やすごさを感じました。山本周五郎の若き日の苦闘、吉村昭の逆説的発進、柴錬のニヒルの原点など知らなかったたくさんのネタを堪能しました。阿部昭は未読のため、『単純な生活』を読んでみます。日本の近現代作家の幅広い扉本です。2022/09/14

Kajitt22

36
19人の作家との出会い、すれ違い、その著作を読み込んでの思い。ひとりあたり20ページ前後と短い文章ながらその作家の本質が鋭くあるいは遠回しに語られていると思う。たぶん全著作を読んだ上で書かれたものだろう。1979年から2010年までの文章のようだが1987年「近藤紘一」の文章はその著作『サイゴンから来た妻と娘』に記憶がありリアルタイムで読んだと思う。ちょうどその頃『深夜特急』が刊行されていたのではないか。すこし懐かしく当時に思いを馳せた。2023/01/30

piro

33
沢木さんが「遭遇」した19人の作家について語った作家論集。ほとんどの方が既に鬼籍に入られていますが、名前を聞いた事がない作家はほとんどいない、そうそうたる面々です。沢木さんが直接会った事がない作家も含め、様々な形で遭遇した作家について、それぞれ異なった観点で語られる内容が興味深い。残念ながら私が読んだ事がない作家が多かったので、その評論に共感できたのは塩野七生さんくらいでしたが、未読の作家への興味が湧く一冊でした。向田邦子さんが特に印象的だったので、そのうち読んでみようと思います。2024/12/28

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