出版社内容情報
飛行機事故で無人島に流された10人。共通項は「生きたい!」という気持ちだけ。爆笑と感涙を約束する、サバイバル小説の大傑作!
南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは……無人島! 生存者は視察旅行中のサラリーマンと接待先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけのお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明の外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい!」という気持ち。絶対絶命の中でこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアに感涙する、サバイバル小説の大傑作。
内容説明
南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島!?生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶対絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲った、サバイバル小説の大傑作。
著者等紹介
荻原浩[オギワラヒロシ]
1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。’97(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
150
荻原さんの軽いタッチのエンタテイメントです。南の島で飛行機遭難事故にあった乗客10人が無人島での生活を行うのが中心に描かれています。日本人が9人でしかもそのうちの5人までがある企業に属する社員とその関係者となっています。あとは新婚夫婦と祖父と孫、外国人です。日本人の特性かこのような無人島まで企業の上下関係が持ち込まれたりしています。ただ水や食料などの調達などで協力関係が出てきたりします。もう少し早く助けられると思いきや結構長い期間の話になっています。私は楽しめました。2018/10/30
再び読書
147
現代版ロビンソンクルーソー団体編と言うと一番イメージが沸く小説です。惜しむらくは、もう少しわかりやすい結末で締めくくる方が庶民的でしょうか?読後の爽快感には少し欠ける感じがします。テーマや内容は面白いのですが、少し乗りが悪いのが気になります。何か読むスピートが所々妨げられる様な気がします。2012/11/17
ちょこまーぶる
137
読後は「面白かった~」とつぶやいた一冊でした。かなり個性的な人たちが飛行機の遭難で無人島に流れ着いた・・・そして、その後のサバイバル生活を送るという内容なんですが、この本の魅力は登場人物たちのキャラクターの設定が、物凄く面白くて目が離せない人達ばかりなんですよね。そんな人たちが無人島生活を送りながら衝突したり、認め合ったりしながら、生き続けたいという気持ちが一つになっていくプロセスが楽しかったですね。そして、最後の最後でヘリコプターに乗っているようで、心の中でホッとした思いを味わいましたよ。2018/10/22
ま~くん
124
南太平洋上空で小型機が墜落。命からがら流れ着いた無人島。10人と一匹の犬の壮絶なサバイバル生活が幕を開けた。孤独に耐えかね気がふれた者同士が殺し合いを・・なんて描写は全くない。ユーモア溢れる会話、キャラ立ち過ぎの面々がとにかく面白い。670頁を爆速で読ませてくれた。どんなクソ野郎でも過酷な環境の前では変われるものなんですね。ラスト7行は超意味深。受け取り方は人それぞれだと思う。ここから又同じ頁数の物語を読めるのなら、本の値段の3倍払ってもいい。本書こそ稀代の傑作の一つに数えたい。人生に悩んでいる方は是非。2022/01/31
七色一味
120
読破。1日で読みきれる頁数じゃないってば(読みきったけど…)。シリアスになりきれない、シリアスな場面でもどこかちょっとウェットなユーモアが漂う物語。早織さんのバッグは、ドラえもんのポケットか(笑) ラスト、これで2人だけ置いてかれるとか? 2013/07/24
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