新潮文庫
着物あとさき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101216232
  • NDC分類 593.1
  • Cコード C0195

内容説明

祖父・幸田露伴の薫陶を受け、着物を粋に着こなした母・文。懐しい着物には、母の気性が表れ、想いがこめられている。没後十年、娘はその着物を自分なりに着ようと思い立つ。露伴愛用の羽織を活かし、母が遺した白生地に色を挿す。着物を蘇らせる様々な職人の技を知り、その工房をたずねる。着物にまつわる細かい手仕事のひとつひとつを丁寧に辿り、世代を越えて愛着をもって着継いでいく悦びを伝える。

目次

とりあへずの箱
透かない単衣
蝋たたき
墨流し
春を待つ
着ぬいた末
順送り
洗い張り
色移る
雪晒し
白に還る
絹の表情
お召機
帯あれこれ
福を着る
「きもの」のことなど―あとがきにかえて

著者紹介

青木玉[アオキタマ]
1929(昭和4)年、東京生れ。祖父は幸田露伴、母は幸田文。東京女子大学卒。’59年医師青木正和と結婚。’90(平成2)年に母が没してのち、『崩れ』『きもの』『木』『季節のかたみ』などの遺稿の整理と、『幸田文全集』の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)