新潮文庫<br> まぶた

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新潮文庫
まぶた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101215228
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



小川 洋子[オガワ ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

15歳のわたしは、高級レストランの裏手で出会った中年男と、不釣合いな逢瀬を重ねている。男の部屋でいつも感じる奇妙な視線の持ち主は?―「まぶた」。母のお気に入りの弟は背泳ぎの強化選手だったが、ある日突然左腕が耳に沿って伸ばした格好で固まってしまった―「バックストローク」など、現実と悪夢の間を揺れ動く不思議なリアリティで、読者の心をつかんで離さない8編を収録。

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962(昭和37)年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。’88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。’91(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

247
表題作を含む8篇を収録した短篇集。ここでは、どの作品もかろうじて日常の空間に踏みとどまっている。だけど、そのもう少し先には異界が待ち構えているような危うさだ。異界の入口までは2歩、あるいは3歩か。表題作の「まぶた」は、文字通り"まぶた"に偏執した物語。フェティッシュの対象としてはきわめて珍しいながら、言われてみれば見事に衝いている感じもある。ここでの物語群は、たとえ光や青空が描かれていても、全体に暗くモノトーンが支配する。巻頭と巻末が暗く冷たいウイーンの物語であるのは、この作品集に統一を与えている。2012/09/17

ろくせい

223
人々の幸せは唯一無二。時に単なる利己だと感じることも。結果を共有できない幸せ。しかし幸せを求める過程は共有できると感じさせた8つの幸せ。文章のみで形成する恋愛、光る野菜、目の病気を患うハムスター、ゴミも材料とする料理、匂いの収集、下がらなくなった左腕、無名な詩人の記念館、理不尽に破壊された父の医院。毎日降り積もる埃に「その確かさは、明日私がまだ生きていて、今日と同じように拭き掃除ができる確さに比べれば、何倍も強力」だと老婆が述べる。人々が抱く幸せには、仕様もない畏怖へ密やかに抗う美しさがあるのだろうか。2021/09/30

ちなぽむ@ゆるりと復活

180
しずかな雨の音を窓のそとに、遠いくにのおとぎ話を聴いていた。異国の島にひとり住む老人は少女を愛でた。少女はその老人を愛しくおもっていたはずだった。だがおとこが糾弾されていたとき、彼女はそれを遠いできごとのようにただ傍観するだけだった。朽ちた左腕/ちいさなアパートで完結する人生/光あふれる花屋/はかなく消えるいのちと切り離された空間/切り取られた匂い/路地裏の記念館/ねむりの森の召使。 胸にコラージュされた記憶たちはいつかまたおとぎ話を聴かせてくれるだろう。どこかで耳にしたような。寄り添っているような。2019/12/18

YM

133
小川本5冊目。どの短編もちょっとファンタジー色が強く、手が届きそうになると離れていってしまう感じが面白い。個人的には「詩人の卵巣」がとてもしっくりきた。僕は今だに眠る瞬間が怖い。どんな夢を見るかも分からないし、このまま目が覚めなかったらどうしようと思ってしまう。だからいつも体力ぎりぎりまで本を読んで、寝ようという意識がないまま、気付いたら寝ちゃってたという言い訳を自分にしている。もし僕の体力が眠気を上回ったらどうしようと怖くなるときもあるけれど、そんなことはまずないんよなあ。2015/02/03

蓮子

119
再読。「飛行機で眠るのは難しい」「中国野菜の育て方」「まぶた」「お料理教室」「匂いの収集」「バックストローク」「詩人の卵巣」「リンデンバウム通りの双子」8編収録。小川洋子さんの、繊細でどこか寂しくて、ちょっと毒のある世界観、感性がとても好きです。中でも「詩人の卵巣」で語られる「眠りの召使」の記述が非常に洋子さんらしい。表題作の「まぶた」や「匂いの収集」はやや猟奇的な匂いがするけれども、それすらも何だかエレガントに感じてしまう。そして洋子さんが描くお婆さんが皆チャーミングなのも素敵。2017/12/02

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