出版社内容情報
ある日は南の島で情熱的に調査を行い、ある日は鳥が地球を支配できるかについて机上で深く考察。大量のハエと格闘し、ミズナギドリの和名に苦悩。命がけの冒険は辞さないが時に東京で迷子になったりもする。「どうして鳥の研究をするのですか?」「楽しいから。他に理由が必要かい?」ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』堂々の姉妹編。「鳥類学者の散歩道」を特別収録。
【目次】
内容説明
ある日は南の島で情熱的に調査を行い、ある日は鳥が地球を支配できるかについて机上で深く考察。大量のハエと格闘し、ミズナギドリの和名に苦悩。命がけの冒険は辞さないが時に東京で迷子になったりもする。「どうして鳥の研究をするのですか?」「楽しいから。他に理由が必要かい?」ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』堂々の姉妹編。「鳥類学者の散歩道」を特別収録。
目次
第一章 鳥類学者、絶海の孤島リターンズ
第二章 鳥類学者には、秘密がある
第三章 鳥類学者は、妄想する
第四章 火山島の、鳥類学者
第五章 鳥類学者は、名探偵
第六章 鳥類学者は、振り向かない
特別収録 鳥類学者の散歩道
著者等紹介
川上和人[カワカミカズト]
1973(昭和48)年生れ。農学博士。森林総合研究所北海道支所地域研究監。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命研究科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イシカミハサミ
19
鳥類学者・川上和人さんによる“鳥類学エッセイ”シリーズ第2弾。 前回よりも筆がノリノリな気がする。 覚えておいた方がいい事メモ ・著者はナッツが好き ・著者はパンはミミ派 ・オニには角があるが肉食の可能性がある ・上陸前に「噴火は収まりました」とは口にしないほうがいい ・魔法の呪文は「オガサワラカワラヒワ」2025/08/07
Akki
8
どんなことでも自分の領域の理解を広げるために役立てられる人こそ、本当に頭のいい人だと思っている。そして、川上先生は正にそういう人だと思う。言葉の引き出しだけでなく、ネタの引き出しも多いし、それらを混ぜ合わせる際、受け取る側の立場を丁寧に考えている感じがする。だから、元々興味のなかった鳥のことを知ってみたくなる。図鑑や写真で見てみたくなる。本書はオガサワラカワラヒワという早口言葉のような鳥のことを知って欲しくてまとめたというが、読み終えた今、彼らが生き延びていくことを願ってやまない自分がいる。2025/08/20
まそお
5
楽しく読んだ。最近こども科学電話相談を毎週聴いているので、尚更楽しめた。研究地に素敵な名前をつけておられるのが微笑ましかったです。赤毛のアンお好きなんですね。オガサワラカワラヒワ覚えました。2025/08/06
お茶
4
◎知らない映画などの固有名詞が多くて、少し読みにくく感じた。自分の視野の狭さからくる知識不足が嘆かわしい。◎ 著者の学問や仕事への熱意と、そのうまい力の抜き方が好きかもしれない。2025/08/20
ヒロ
4
隙間時間にちょこちょこ読んでいると鳥のあれこれを知ることができさらにサブカルと鳥類学者川上和人についても勉強できるというお得なエッセイ。最初に「私はカフェインがだめだ」と言っといて後で「コーヒーを云々」というくだりを読んだ時はこいつ信用できんぞ、と一瞬思ったが、ちゃんとそのことについても解説してあるのでほっとしたわ。2025/08/12