内容説明
いろいろな形の鳥の巣に出会って、そのおもしろさに、ぼくは夢中になりました。どうしてこんな形をしているのだろう?この疑問が、恐竜から鳥への進化のふしぎにせまる、カギとなったのでした。
目次
キムネコウヨウジャクの巣との出会い
恐竜と鳥
恐竜の巣を想像してみよう
今いる鳥の巣からかんがえるpart1
鳥は、どうやって空を飛べるようになったのか?巨大隕石の衝突
今いる鳥の巣からかんがえるpart2
鳥の巣の多様化
晩成性の鳥の巣は、お母さんのおなかとおなじ
小さくなっていった鳥たち
大きなティラノサウルスと小さなモリツグミ
恐竜の絶滅と鳥への進化
鳥の巣が教えてくれること
著者等紹介
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』(あすなろ書房)で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
95
絵本ですが勉強になるので大人も楽しめます。鳥の祖先が恐竜というのは知っていましたがそれ以外の話は知らないことだらけでした。鳥の巣って鳥によって全然形が違うんだなぁ。しかも巣を見て恐竜に思いを馳せる作者も凄い。鳥が飛べるようになった経緯は実際はまだ真実はわかっていないのか。2022/07/16
榊原 香織
74
良い絵本です。 恐竜も鳥も可愛いな。 鳥の巣コレクターの絵本作家。 趣味と仕事を上手に昇華させてます2022/08/19
たまきら
44
かこさとしさんと同じぐらい、この人の科学絵本はわかりやすくてワクワクします。この絵本では著者のライフワークと言ってもいい鳥の巣の研究と、恐竜の絶滅について大変面白い推察が紹介されています。オヴィラプトルの仲間など面白い研究があるので、そちらも紹介してほしかったかな。2022/11/16
booklight
33
鳥の巣の多様性から、恐竜からどのように鳥になったかを想像する。それは、進化というよりも、可能性を増やした方が、何かあった時に生き残りやすい、ということ。つまり、今生き残った動物たちは、多様性があったからこそ生き残ったのか、と思うと多様性が大事というよりも、多様性は、ということかもしれない。なぜ飛べるようになったのか、とかも1説だけではないのかもしれない。大好きな鳥の巣を見ていくうちに思いついた、いくつかの考えをたどる過程が絵で説明されて、なかなか面白かった。2022/12/11
せっちゃん
22
恐竜の絵も迫力があり、内容も良かった。2023/05/01
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