新潮文庫<br> そもそも島に進化あり

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新潮文庫
そもそも島に進化あり

  • 川上 和人【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2023/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101215136
  • NDC分類 460
  • Cコード C0145

出版社内容情報

島がひとつ、大海原に生まれた。新天地を求めて鳥が飛来し、彼らが運んだ種が根づく。動植物は島に満ち、独自な進化がそこここで始まる。それはちっぽけだけどかけがえのない「創世記」。小笠原諸島をフィールドとする鳥類学者が、ヤンバルクイナなど飛べない鳥の秘密、外来種の島に与える影響、そして生態系そのものを語る。そう、島は生命の教科書なのだ。地球人必読の傑作科学エッセイ。

内容説明

島がひとつ、大海原に生まれた。新天地を求めて鳥が飛来し、彼らが運んだ種が根づく。動植物は島に満ち、独自な進化がそこここで始まる。それはちっぽけだけどかけがえのない「創世記」。小笠原諸島をフィールドとする鳥類学者が、ヤンバルクイナなど飛べない鳥の秘密、外来種の島に与える影響、そして生態系そのものを語る。そう、島は生命の教科書なのだ。地球人必読の傑作科学エッセイ。

目次

序 そもそも島は(イラズンバ)
第1章 島が世界に現れる(島にヤシの木は何本必要か;島を二つに分類せよ;新島、大海に立つ)
第2章 島に生物が参上する(島に招くには、まず隗より始めよ;食べれば海も越えられる;太平洋ヒッチハイクガイド;コンチキ号症候群;風が吹けば、誰かが儲かる;早い者勝ちの島;翼よ、あれが島の灯だ)
第3章 島で生物が進化を始める(さらば、切磋琢磨の日々よ;島の「し」は、進化の「し」;正しい固有種の作り方;多様化する世界;動物がときめく島の魔法;植物がかかる島の病;フライ、オア、ノットフライ;だって海鳥ですもの)
第4章 島から生物が絶滅する(楽園の落日;闘え!ベジタリアン;プレデター VS エイリアン;拡散する悲劇;カガヤクミライ)
第5章 島が大団円を迎える(天地開闢;あなたの島の生まれるところ)

著者等紹介

川上和人[カワカミカズト]
1973(昭和48)年生れ。農学博士。国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tomomi Yazaki

23
島。ここに棲む生物は全て他の地から来た、いわゆる外来種。そこで進化し、固有種となる。海底火山などで生まれた新島での最初の生物は、海中生物を除けば、鳥でしょう。その鳥が糞をして、その中の種子が成長し草原となる。時には流木に潜む昆虫も流れ着く。マングローブや椰子の実が流れつつくことも容易に想像できる。大陸が近ければ爬虫類や哺乳類も。竜巻で巻き上げられた生物たちも舞い降りる。島ではボトルネック効果や偶然性の高さも相まって、進化が促進される。島はまさに、進化の実験室なんですね。2023/08/05

瀧ながれ

21
鳥類学者が語る島の本。島の出来かたとか、そこに集う生物のこととか、点としてぼんやりと知っていたことが、この一冊で見事に繋がった。海によってメインランドから切り離されている島なので、翼を持つ鳥類が多くたどり着く。「鳥」が鳥の姿をそのまま表した漢字なら、「島」は、海にある山に鳥がとまるという文字だ。…この著者なので、しばしば俗っぽいネタが放り込まれて思考が停止してしまい、脚注のあるなしに首を傾げていたが、総じて興味深く夢中で読んだ。妄想で島の生態系を創り出すくだりは、ちょっと真似したくなるほどワクワクした。2023/08/15

フク

17
単行本は手元にあるので文庫版あとがきのために購入した。鳥類学者による島本。 本文以上に脚注がおかしい。 〈外来種問題の根本は、その存在により生態系の劣化が進行し、生物多様性が失われることにある。〉2023/09/04

石橋陽子

17
私は鳥について学びたく著書を購入したのだが、家に帰ると『島』!?いやー驚きました。そして帯には解説者も鳥の本と思って解説を引き受けたらしい。著者=鳥類学者という先入観がもたらすホラー。それにしても面白い内容だった。小型動物は大型化し、大型動物は小型化するという相反するメカニズムや、島が進化と絶滅の実験場であること等、読了後には鳥類学者となった気持ちに。いや、なることがお墨付きのようだ。生態系のバランスを学術的に学べる本で大変勉強になりました。2023/08/22

ソラ

14
生態系とか鳥類の話が好きなのでドストライクな本。ある程度この分野をかじったことのある人にとってはどうかは知らないが、個人的には専門的な話も知りつつ息抜きにようなギャグもありとても面白い本だった。2023/07/17

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