新潮文庫<br> 研ぎ師太吉

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新潮文庫
研ぎ師太吉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101213446
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

深川黒江町の長屋で、刃物の研ぎを生業とする太吉、ひとり者。ある夏の日、裏店にひとりの若い女が訪ねて来る。料理人だった父親の形見である出刃庖丁を、供養として研いでほしいという。快く引き受けた太吉に、かおりと名乗るその娘は、妙なことを口走る。「おとっつあんは、殺されたんです」―。一本の庖丁が暴いていく、切ない事件の真相とは。切れ味抜群の深川人情推理帖。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948(昭和23)年高知県生れ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、様々な職を経て、’97(平成9)年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年、『あかね空』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

41
刃物を研ぐのは難しい。田舎ゆえ草刈りのほとんどを草刈り機でこなすが、鎌の出番も少なくは無い。普段会社勤めの私が荒砥・仕上げ砥掛けた鎌と、親父が研いだ鎌では全く違う。私の研いだ鎌は切れ味がすぐ鈍くなり、親父の鎌は切れ味が落ちない。職場であるグループホームの包丁も研ぐが、刃先を当てる角度に注意しているにも関わらず砥石の中央のみ減ってしまう。刃先を指で触れながら研いでいる時間は結構好きだ。プロの研ぎ・まして刀剣の研ぎ師ならばその切れ味は想像を越えるだろう。山本さん得意の深川職人もの。後味は良いのだが→続く2010/10/14

ともくん

38
江戸深川の人情と、ミステリを融合させた。 最後は、少し呆気ない終わり方だが 、山本一力の人情味溢れる作風は、ミステリ風になっても変わらず健在。2022/06/20

Atsushi

32
江戸深川で刃物研ぎを生業とする太吉が、ある殺人事件の容疑をかけられた娘を救う物語。一力作品おなじみの男気あふれる主人公とそれを助ける粋な男たち。ただ、今回は登場人物の多さに比して、後半の展開が性急であっけなかった。奉行所の拷問シーンも読んでいて気持ちの良いものではなかった。2018/09/15

コージー

24
研ぎ師太吉、なんとも真っ直ぐでいい男である。周りの定町廻同心達もいい人、青菜の泰蔵も、うどん屋の親父も、みんなとにかく様子がいい。対する相手に合わせながら、所作、言葉遣いも変えていく。現代人(自分も含めて)が見習わなくてはいけないヒントが、いっぱいあった。内容も勿論面白かったですよ。ただ、太吉がこれから誰を選んでいくのか、気になる。続編はあるのかな。2015/03/07

シュラフ

21
江戸の街の物語であり、男の物語である。主人公の研ぎ師太吉をはじめ、登場人物が"男""男""男"である。まず太吉は無口ながらも黙々と仕事を行なう研ぎ職人。腕はよい。自分を頼ってくる人間のためにはひと肌脱ごうとする"男"である。そして太吉をめぐる様々な登場人物たち。同心、青果商の元締め、謎のうどんやの親父、みんな筋を通した生き方をする"男"だ。とても格好よい。そんな男たちの協力を得ながら太吉は殺人事件の謎を解決していく。江戸時代版のサスペンスドラマのような展開ではあるが、すがすがしい物語である。 2014/02/16

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