出版社内容情報
太陽は毎日輝いている。そりゃそうだ。けど、輝き果てた後には何が残るのか? 金か、それともカネか――。宿の安ホテルで、アフリカの赤ちゃん工場で、パリの蚤の市で、インドの湖畔で、我ら人類は飽くなき欲望をスパークさせ、挙げ句の果てに太陽による錬金術が完成。ついには不老不死が実現する。バンザーイ!……なのかどうかはあなたが決める。異能の芥川賞作家の伝説的デビュー作。
内容説明
太陽は毎日輝いている。そりゃそうだ。けど、輝き果てた後には何が残るのか?金か、それともカネか―。新宿の安ホテルで、アフリカの赤ちゃん工場で、パリの蚤の市で、インドの湖畔で、我ら人類は飽くなき欲望をスパークさせ、ついには不老不死が実現する。挙句の果てに太陽による錬金術が完成、バンザーイ!…なのかどうかはあなたが決める。異能の芥川賞作家の伝説的デビュー作。
著者等紹介
上田岳弘[ウエダタカヒロ]
1979(昭和54)年、兵庫県生れ。早稲田大学法学部卒業。2013(平成25)年、「太陽」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。’15年、「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。’16年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。’18年、『塔と重力』で芸術選奨新人賞を受賞。’19年に「ニムロッド」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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toshi
60
芥川賞作家による2014年のデビュー作。表題作で新潮新人賞を受賞しました。「太陽」「惑星」どちらの作品も独特な空気感が横溢しており、筆者の確かな世界観が物語をしっかりと構成しております。さながら純文学とSFのハイブリッドといった感じで、私は円城塔氏の一連の作品を想起しました。今度は芥川賞受賞作の「ニムロッド」を読んでみたいと思いました。2025/01/09
優希
42
飽くことなき欲望が貫かれています。奇跡の異脳万歳。2023/10/22
すーぱーじゅげむ
20
まず、2013年に書かれたもので、旧ツイッターやFacebookの雰囲気も今とは違ってただろうなぁとか、2020年に東京でオリンピックが行われていて、しかも観客がいることへのいろんな思いがありました。ふたつとも、最後に残るひとりの天才が、本当にそんな光景を望んだのか。民衆の曖昧なゴーサインを担保に、いつのまにかそうなった、というように見えました。人物に血が通っているように見えるので、太陽のほうが好きかなぁ。2024/07/26
みき
16
人類のディストピアとして、退屈を提示している。溶け合う肉とか、錬金術とか、究極的で極端なことで、そのディストピアを終わらせようとする。実際に起こったことについて述べているのか、空想について述べているのか、曖昧な文章がとても魅力的だった。断ち切るような一個一個の言い切り型な語り口調が、預言者っぽくてなおもよかった。2023/03/09
ten_kawa
11
(4.5)上田さん読むの3冊目。デビュー作。中編2編。掴みどころの難しい小説だが雰囲気重視の僕は面白がる。あっちゃこっちゃ時空を飛ぶしマクロとミクロもころころ変わる。2編ともとても大きな話。ダイナミックな展開の動の「太陽」と、それに比べればスタティックな静の「惑星」。特に「太陽」は読んでて楽しかった。群像劇みたいでもあり、活劇もあり。ドンゴ・ディオンムとケーシャブ・ズビン・カリの音の印象が濃い。人物像も濃い。ストーリーも濃い。のまま疾走。2024/08/06
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