新潮文庫
邪馬台―蓮丈那智フィールドファイル〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 667p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101207247
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

明治時代に忽然と消失した村が残した文書に封印されていたのは邪馬台国の真相だった! 異端の民俗学者蓮丈那智、最大のミステリ。

明治時代に忽然と消失した村が残した奇妙な文書は、邪馬台国の真相へと至る秘録だった! 異端の民俗学者・蓮丈那智の手に渡った「阿久仁村遺聞」。仲間たちとそこに隠された深い謎を探ってゆくうちに、数々のキーワードが浮かんできた。銅鏡、鬼、殺戮、たたら製鉄、出雲大社……。ミステリがすべて解かれたとき、現代まで秘められていた本当の日本史が、あなたの眼前に現れる。

内容説明

明治時代に忽然と消失した村が残した奇妙な文書は、邪馬台国の真相へと至る秘録だった!異端の民俗学者・蓮丈那智の手に渡った「阿久仁村遺聞」。仲間たちとそこに隠された深い謎を追ってゆくうちに、数々のキーワードが浮かんできた。銅鏡、鬼、殺戮、たたら製鉄、出雲大社…。ミステリがすべて解かれたとき、現代まで秘められていた真の日本史が、あなたの眼前に現れる。

著者等紹介

北森鴻[キタモリコウ]
1961‐2010。山口県生れ。フリーランスのライターとして活動する傍ら、1995(平成7)年に『狂乱廿四孝』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。’99年には短編連作『花の下にて春死なむ』で日本推理作家協会賞を受賞。2010年1月に逝去した

浅野里沙子[アサノリサコ]
東京都生れ。2009(平成21)年、『六道捌きの龍 闇の仕置人 無頼控』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

98
北森さんが若くして亡くなられたので、その婚約者であった人が最後を書き継いだものだそうです。再読ですがいつものことながら楽しめました。「阿久仁村遺聞」という文書をめぐりつつ邪馬台国の話や卑弥呼あるいは北森さんのほかの作品も出てきます。またこのシリーズのなかでは下北沢の店主や旗師の女狐と呼ばれる人物も登場して大サービスです。助手の内藤という人物が大分成長している感じです。2023/08/22

KAZOO

68
今までのシリーズとは若干趣が異なっているような感じがします。そこがご不満の方もいらっしゃるとは思いますが、北森さんの一番近くにいた人が完成させてくれたので私は十分に満足しました。結構長いけれども考古学や神話の世界が出てきたりして、今読んでいる梅原猛さんの書いている世界にも近くて興味深く読ませてもらいました。2014/03/04

五右衛門

66
読了。読み終えて呆然となったまま感想です。この物語はフィクションですよね。ノンフィクションではないですよね。余りに史実っぽく描かれており本当はこの様な史実が隠されているのかも。これって嵌まってますか?のめり込んでますよね。確りしたミステリー(謎解き)にもなっており満喫しました。他の作品の登場人物も追いかけます。あとがきに有りましたが作者様が逝去されておるとのこと。余りにももったいない。合掌。2021/11/23

れみ

63
再読。あらためて、こんなお話を考える北森鴻さんという人は本当に凄い人ですね。まだまだ長く色々な作品を読ませて頂きたかったです…。2014/03/23

Norico

49
こちらも「天鬼越」と一緒に図書館で。今まで読んでなかったのがもったいない。那智さん、ミクニさん、冬狐堂も懐かしくて、一気読みしてしまいました。邪馬台国を何処に比定するかという、最大の謎ともいえる部分をどうでもいいと言ってしまう那智さん、ステキです。民俗学は想像力の学問ですねーー!面白かった!2015/11/15

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