新潮文庫<br> 私の暮らしかた

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新潮文庫
私の暮らしかた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101204819
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

葉山の猫たち。両親との別れ。背すじがピンとのびた、すがすがしい生き方。唯一無二の歌い手が愛おしい日々を綴る、エッセイ集。大貫妙子――凛とした楽曲と透きとおった声で多くのファンをもつ、シンガー&ソング・ライター。その飾らない生き方にも共感が寄せられている。葉山での猫との暮らし。年下のパリの友だち。コスタリカで出会ったナマケモノ。歌い手としてさまざまな土地を訪れ、歌わない某日は田植えに出かける。母なる自然と自らの内なる声に耳を澄ます。愛おしい日々をまっすぐ綴る、エッセイ集。

大貫 妙子[オオヌキ タエコ]

内容説明

大貫妙子―凛とした楽曲と透きとおった声で多くのファンをもつ、シンガー&ソング・ライター。その飾らない生き方にも共感が寄せられている。葉山での猫との暮らし、年下のパリの友だち。コスタリカで出会ったナマケモノ。歌い手としてさまざまな土地を訪れ、歌わない某日は田植えに出かける。母なる自然と自らの内なる声に耳を澄ます。愛おしい日々をまっすぐ綴る、エッセイ集。

目次

田植えとおしくらまんじゅう
十八年目のただいま
暗闇のなかの対話
ナマケモノを見に行く
歌う私、歌わない時間
地球は誰のものでもない
二十年ぶりの買い物
楽しいこと嬉しいこと
空蝉の夏
天の川〔ほか〕

著者等紹介

大貫妙子[オオヌキタエコ]
1973(昭和48)年、山下達郎らとシュガー・ベイブを結成。ポップス史に名を刻むアルバム「SONGS」をリリースする。’76年に解散後、ソロ活動を開始。日本における女性シンガー&ソング・ライターの草分けのひとり。2015(平成27)年バンドネオン奏者・小松亮太とのアルバム「Tint」で、日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kayak-gohan

34
葉山での猫との暮らし、札幌での一人住まい、田植えにいそしむ日々、素敵なパリの友人、そして家族。さまざまなことが飾らない語り口で丁寧に語られる。人との出逢いを大切にし、自然を愛し、目には見えない神仏の存在への畏敬が彼女の暮らしの中心にしっかり据えられているようだ。柔和だが決してブレない芯の強い生き方が、スッと自分の中に入ってきた。自分のブログもこんな風に書いてみたいと思わせた一冊。なお、彼女のお父上の名前が自分と同じ名前であることを本書で初めて知ったことを付記しておきたい。2016/09/27

ばんだねいっぺい

33
 元シュガー・ベイブ。自分にとっては「メトロポリタン美術館」の大貫妙子のエッセイ。文章もその音楽に似るのだろうか。サラサラと水が流れるような感覚の中に音符が跳ねているよう。いなくなってしまった猫のはなし。庭の落ち葉の下を掘り進むもぐら。玄関先の暗がりに息をひそめるイモリ。ぎんちゃんの姿を見てみたかった。2019/04/16

阿部義彦

23
大貫妙子さんが、雑誌「考える人」に、連載したエッセイ集の文庫化。私の音楽的素養をつくってくれたかけがえのない音楽家です。自分の考えをしっかりと持った方です、他人の世話になるのが嫌とはっきりとおっしゃっていますね。もう60ですか?母と父を相次いで亡くしたお話、父の特攻の話、庭先の猫の話などどれも読み応えがありかつ考えさせられました。これからは自由にぺースに縛られないで活動していく旨、どうかお身体を大切に良い音楽をこれからもよろしくです。2016/06/22

書の旅人

13
伊那に移って1年が過ぎ、転籍を済ませ、オンボロ車のナンバーも変わり、問題も解決(一応だけど)し、漸く明日に向かって歩き出した今、大貫さんの本に出会えた縁に感謝。現在、過去、未来と頷き、考え、見直しと、アドバイスをたくさん頂いた。あ~、早く帰りたいッ!帰って定住のための活動をしたいッ!……と思っていたら、運行予定せいで、延期…。ぐぬぬ…。2016/06/10

きょ

11
大貫妙子さんの文章は味があると、昔から思っていた。著書「ライオンは寝ている」は、妙子さんを知らない私の父も感心していた。歌も好きで、著書は3冊持っている。町内会の仕事に参加する普通の人の感じ、ステキ。様々な経験からの言葉や暮らし方は私の目標だ。自分の感覚に沿って、良い感じに折り合いをつけることを学ばされる。私にも迫る自分と親の老いも、妙子さんは、こんなこと感じてたんだな、と読み返して力をもらえそうだ。歳を重ねても自分の周りの世界を広げて楽しむこと、苦労も喜びとすることの大切さと勇気を頂いたように思う。2016/05/30

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