新潮文庫
つながる―セックスが愛に変わるために

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101204161
  • NDC分類 598.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

体はつながっても、心が満たされない――。AV界の巨匠が、性愛の悩みを乗り越え“恋愛する力”を高める心構えを伝授する名著。

体はつながっても、心が満たされない――。テクニックでは解決できない性愛の悩み。大切なのは感情を解き放ち、相手の目を見つめる「目合(まぐわい)」。その先にパートナーと溶け合うようなオーガズムがある。5000人以上の女性たちと向き合ってきたAV界の巨匠が豊富なエピソードを交えて“恋愛する力”を高めるためのヒントを伝える。「性」について深く知りたいあなたに優しく寄り添う名著。

内容説明

体はつながっても、心が満たされない―。テクニックでは解決できない性愛の悩み。大切なのは感情を解き放ち、相手の目を見つめる「目合」。その先にパートナーと溶け合うようなオーガズムがある。5000人以上の女性たちと向き合ってきたAV界の巨匠が豊富なエピソードを交えて“恋愛する力”を高めるためのヒントを伝える。「性」について深く知りたいあなたに優しく寄り添う名著。

目次

第1章 満たされない女たち(イケない女たち;女たちの自己否定;SMという自己完結)
第2章 向き合えない男たち(素人を愛せない!;快楽のマニュアル化;勃たない男たち)
第3章 どうすればつながれるのか?(恋愛感性を取り戻す;自己否定の解決、呼吸法;すべては自分の影との戦い;うつの時代から反転の予感)

著者等紹介

代々木忠[ヨヨギタダシ]
1938(昭和13)年、福岡県生れ。高校中退後、華道と極道の世界を経て、29歳でピンク映画の助監督となる。プロデュースしたピンク映画の1作がワイセツ表現をめぐって日活ロマンポルノ裁判の対象となる。’80年に無罪が確定し、映画からビデオに転身。アダルトビデオの監督作品は現在までに600タイトルを超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

28
戦中生まれ、まだAVが「ピンク映画」なんて呼ばれていた黎明期からずっとその世界に身を置いている映像作家によるエッセイです。非常に多くの例を検証しつつ、男女の快感は技巧ではない、と言い続けている本と感じました。現在の性のカタチに驚きつつも批判めいた部分がなく、愛があって好感が持てる文章です。そう、愛する人が夫で自分は本当に幸せなんだなあ…と。登場する寂しそうな男女たちに幸せになってほしい。2017/11/14

ヨクト

28
アダルト産業の発展、インターネットで開かれたセックス。それがもたらすものとは、相手の気持ちを考えずテクニックにとらわれる男性、ただイクことを欲する女性だった。結果的に上辺だけの快楽やセックスパートナーを得るだけなのに。本書はそこに警鐘を鳴らし、心繋がるセックス、精神的な快楽ひいては本当の快楽について言及する。非常に興味深い内容だった。エッチな本というのではなく、愛について真剣に考えるノンフィクションとして読んでいただきたい。2016/01/30

Shoji

27
中途半端。面白くない。 恋愛に対して心が少々疲れた女性が性を通して気付きを得る、そんな内容。 どっぷり官能でもなければ、メンタル啓発本でもない、セラピーを与える内容でもない。 ましてノンフィクションでもなかろう。 カメラや照明の前で裸になる度胸があるなら、もう少し違った形もあろうものを、、、、と考える嫌な俺。 2016/02/04

よつ葉

25
感情は強いエネルギーを持っている。その強すぎるエネルギーは時として体も壊すし心も壊す。自分の中で抜けきれず毒になってしまったエネルギー。エゴ、思い込み、自作のキャラ、多重人格。分厚い自分の殻。。それらを心で溶かした著者のエピソード。題名から躊躇されがちな本だけどあえて登録。誰にも言えず、性の部分で悩んでいる人たちの方向性を教えてくれる本。2016/11/21

のぶのぶ

19
人間の素の部分であるセックスを長年、撮り続けたことで女性の変化がよく分かるのだろう。いやらしさというより、人との関わりに課題がある女性をどうにかしてあげたい気持ちが強い。多重人格の方を親身に思い、自らが鬱になったり、著者の生い立ちを考えたり、素の部分だからこそ余計に見えてくるのだろう。「心を開き目合い(まぐあい)溶け合う。」知識だけで頭でっかちでなく、感情や本能に明け渡し、相手とつながることも必要であると思った。「否定でなく受け入れることで変わる。」とても考えさせられた本。さけずにいかが?2016/03/02

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