出版社内容情報
目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ――。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子……。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新鮮なよろこびに満ちている。親しい仲間や敬愛する先達との別れを経験しながら、それでも本と出会い続けよう。本を読み、つくり、書いてきた読書人が、その楽しみを軽やかに綴る現状報告。読売文学賞受賞作!
内容説明
目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ―。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子…。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新鮮なよろこびに満ちている。親しい仲間や敬愛する先達との別れを経験しながら、それでも本と出会い続けよう。本を読み、つくり、書いてきた読書人が、その楽しみを軽やかに綴る現状報告。読売文学賞受賞作!
目次
読みながら消えてゆく
わたしはもうじき読めなくなる
子ども百科のテーマパークで
目のよわり
記憶力のおとろえを笑う
本を読む天皇夫妻と私
蔵書との別れ
手紙と映画館が消えたのちに
それは「歴史上の人物」ですか?
古典が読めない!〔ほか〕
著者等紹介
津野海太郎[ツノカイタロウ]
1938(昭和13)年福岡生れ。早稲田大学文学部卒業後、演劇・出版に携わる。晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長を歴任。2003(平成15)年『滑稽な巨人―坪内逍遥の夢』で新田次郎文学賞、’09年『ジェローム・ロビンスが死んだ』で芸術選奨文部科学大臣賞、’20年『最後の読書』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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