感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
些か/isasaka
2
声に出して読みたい詩ばかりで、実際最後のほうは小声ではあるが声に出しながら読んでしまった。最近知った合唱曲『わが抒情詩』の元になった詩が載っているということで読んだのだが、どの詩も負けず劣らず語感が素晴らしい。「わが抒情詩」「私は信じ私は待つ」「中華民國の藍に就いて」「牡丹圏」が好み。中国で暮らした背景が作者にあるからか、日本だけではない我々にとっての異国の空気感があるかもしれないと思った。2020/08/01
藤村
1
新潮文庫 草201A。豊島与志雄編。2012/01/26
AiN
0
内容紹介 独自の宇宙的感覚と多彩な技巧によって,存在の愛しさをうたいつづけた草野心平(一九〇三‐八八)は,知と情が渾然と交じりあう希有の詩人として,日本の近代詩史上,大きな位置を占めている.蛙の詩人として出発したデビュー作『第百階級』から『定本蛙』『絶景』『マンモスの牙』等をへて晩年の年次詩集に至る全詩集より傑作を精選. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。2016/07/26
まー
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1998/09/18 \200(210)中古
まつとも
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寂しくなりたくて旅に出る。見慣れない天井を見て寝付けないときに似合う本。「わが叙情詩」が好きです。おれのこころはどこにある。2010/08/10