新潮文庫<br> 花散る里の病棟

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新潮文庫
花散る里の病棟

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101188324
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

町医者こそが医師という職業の集大成なのだ――。大正時代、「虫医者」として頼りにされた初代。軍医として戦線を彷徨った二代目。地元で内科医院を開いた三代目。先端医療に取り組む外科医として、パンデミックに直面した四代目。時代の荒波を越え、地域に根ざし、つねに患者と共に戦い、涙し、喜ぶ開業医の心とは。病と命の現場に真摯に向き合う姿を抒情豊かに描きだして感動を呼ぶ百年の物語。

内容説明

町医者こそが医師という職業の集大成なのだ―。大正時代、「虫医者」として頼りにされた初代。軍医として戦線を彷徨った二代目。地元で内科医院を開いた三代目。先端医療に取り組む外科医として、パンデミックに直面した四代目。時代の荒波を越え、地域に根ざし、つねに患者と共に戦い、涙し、喜ぶ開業医の心とは。病と命の現場に真摯に向き合う姿を抒情豊かに描きだして感動を呼ぶ百年の物語。

著者等紹介

帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。現在は精神科医。’93(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、’95年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、’97年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、’11年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、’12年『蝿の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、’13年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、’18年『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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鍵ちゃん

52
町医者こそが医師という職業の集大成なのだ。大正時代、「虫医者亅として頼りにされた初代。軍医として戦線を彷徨った2代目。地元で内科医院を開いた3代目。先端医療に取り組む外科医として、パンデミックに直面した4代目。時代の荒波を越え、地域に根ざし、つねに患者と共に戦い、涙し、喜ぶ開業医の心とは。その世代に苦労した医師の心情が温かく伝わる作品でした。特に2代目の戦争時の野戦病院意外の環境での奮闘は凄まじく感じた。そして3代目の学会発表の「病歴亅に強く関心を持ち、私も調べてみようかなと思いました。2025/03/20

49
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/01/post-0cd457.html 4代に渡る町医者たちの物語です。中で、軍医として戦線を彷徨った二代目の話が辛いです。2025/01/04

九曜紋

11
初読みの作家さん。明治から令和に至るまで、町医者として生きた野北家四代の物語。特に軍医として太平洋戦争に従軍した二代目・宏一の体験が辛い。医師としての倫理に反し、軍命に従わざるを得なかった苦悩はいかばかりだったか。四代目・健はコロナによるパンデミックと闘う。初代から四代目までの生き様を網目のように絡めながら、医師は如何に生きるべきか、如何にあるべきかを問いかける。一見して名誉ある肩書きではなく、患者と苦楽を共にし、時にその最期を看取る「町医者」こそが医師の原点であり理想なのだという著者の主張に強く頷く。2025/01/28

マダムぷるる

10
帚木蓬生さんは私の地元近くの市で数年前までクリニックの院長をされていた「町医者」の作家さん。この作品は4代にわたる町医者の物語でもあるが、作者が経験した医療現場での出来事や伝え聞いた事が元になっていることは間違いない。それほどの臨場感があった。全作品を通して患者に寄り添い病気に立ち向かう医師としての心をしっかりと描き、時代ごとの背景を織り交ぜながら医療界が直面したエピソードが語られる。読み応えがあった。帚木先生が医師として伝えておきたい事や思いが詰まった作品と思う。2024/12/02

coldsurgeon

10
100年にわたる医家4代の歴史が、社会の流れに翻弄されながら、医師という職業への誇りを持ち続ける姿が、描き出される。町医者として地域医療に奔走した初代、軍医としてフィリピンで終戦を迎えた2代目、戦後の高度成長期を駆け抜けた3代目、コロナ禍に若手消化器外科医としてコロナ治療に奔走した4代目、それぞれの医療の抱えた課題が、細かく描かれていた。いい大河小説だった。2024/11/06

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