新潮文庫<br> ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下)

個数:

新潮文庫
ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下)

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月27日 01時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 123,/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101181660
  • NDC分類 232
  • Cコード C0122

出版社内容情報



塩野 七生[シオノ ナナミ]
著・文・その他

内容説明

ローマ世界に平和をもたらし、繁栄の礎を築いたアウグストゥスを、人々は「国家の父」と呼ぶようになる。しかしその彼にも大きな悩みがあった。後継者を誰にするか―妻リヴィアの連れ子ティベリウスは偉大なる父に反発して一方的に引退。娘ユリアの息子たちに期待をつないだものの、いずれも若くして死んでしまう。カエサルの構想した帝政は果してローマに根付くのか。アウグストゥスの「戦い」は続く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

429
14からの3巻は「パクス・ロマーナ」を招来させた初代皇帝アウグストゥス伝であるが、この下巻はいよいよ彼の晩年である。万事に周到であり、遠大なスパンで事に当たったアウグストゥスであるが、後継者選びばかりは思うようにいかなかった。アウグストゥスが切望した彼の血を引く者たちは次々と早世し、2代皇帝に就いたのは、本人もそれを望まず早々に隠棲していたティベリウスであった。しかし、このティベリウスもまたなかなかに魅力的な人物であり、軍団の圧倒的な支持もそれを物語っている。帝政ローマは結局、最良の後継者を得たのである。2019/11/21

ehirano1

136
皇帝であれ何であれ、人生を通じて各々は何かと闘う宿命にあるんだなぁ、ということを再認識しました。オクタヴィアヌスの終盤は「血族(娘の醜聞、家族の不祥事、後継問題)」との闘いが印象的でした。2017/08/18

ハイク

106
アウグストゥスは60歳と老いて来た。老いると心配するのは後継者の問題だ。これまで跡継ぎとしていた孫たちが死んでしまったからだ。そんな中ロードス島に引き籠っていたティべリウスが復帰した。皇帝は彼を養子にして後継者としたのである。更に弟のドゥルーススの遺児ゲルマニクスを養子に迎えて、その後の皇帝候補としたのである。アウグストゥスは家族には恵まれなかったが、皇帝としては成功したのだ。77歳の前に死んだ。カエサルが考えアウグストゥスが共和制を目指すと嘘をついて帝政をの基盤を作ったローマはその後長く続いたのである 2018/09/19

ケイ

89
アウグストュス統治後期は、守りにはいったかのような政策が取られる。姦淫は罪だと法で決め、違反すると女性は強く罰っせられ、彼の娘や孫もそれを逃げられなかった。また独身より既婚者が、さらに子持ちが優遇される税法も制定した。男子の孫を跡継ぎにしようとしても相継いで亡くなり、ティベリウスに後を託す。また晩年にはゲルマン地方の反乱もあり、ゲルマンとの国境は西のライン川と後退した。アウグストュスは、77才で死を迎える。2014/10/30

優希

86
アウグストゥスの晩年はいつしか「国民の父」となっていたようです。後継者を誰にするかという悩みと共に、帝政はローマに根付くのかというのも問題のように思えました。76歳で死を遂げるまで、カエサルの理想の中にありつつも戦い続けていたのかもしれません。共和政が善で帝政が悪という考えをも覆させられました。2018/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/575453
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品