新潮文庫
さよなら、スナフキン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101179421
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

決して美人じゃない、大学も二つ目、トシでいえば三浪も同然のオンナ・大瀬崎亜紀。いつだって一生懸命で、妥協がないのはいいけれど、ちょっぴりおバカで自信もない。そんな彼女が恋をした。バイト先の編集プロダクションでシャチョーに見込まれちゃったのだ。必要とされたい一心で、ひたすら仕事に励む大瀬崎亜紀。でも、その先は?人一倍純情で不器用な女子学生の仕事と恋の奮闘記。

著者等紹介

山崎マキコ[ヤマザキマキコ]
1967(昭和42)年、福島県生れ。明治大学在学中にライターデビューし、その後『月刊アスキー』などのパソコン誌やWebサイトに連載を持つ。2002(平成14)年、処女小説『マリモ』で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

67
登場人物にここまでイライラ感を募らせたのは初めだなぁ~と思った一冊でした。大学でも目標が見つからず、何となく3浪同然となっいる女性・亜紀さんのアルバイト・仕事への考え方や向き合い方を書き綴っているんですが、前半は常識に薄く、行き当たりばったりな生活をする彼女にイライラして、後半は彼女を取り巻く人たちがチャンスを作ってくれても、それに対する対応に対してイライラしながら読み進めましたよ。でも、応援好きな僕にとっては、決して嫌なイライラではなくて彼女の事が気になって気になって仕方なくなるイライラでした。2018/09/23

Take@磨穿鉄靴

59
序盤の流れからハズレかなあ。と思ったけど主人公の大瀬崎が意外と頑張ってくれた。上手く行かない事をあまり他人のせいにしないし人の良いところを見つけ認める基本が出来ているので環境さえ整えばグングン伸びる。実際遠回りするけど伸びていく。シャチョーは何か考えがあるかと思ってたと言うか思いたかったが特に何も無いツマラナイ人間だった。安易に恋愛話に流れたらキツかったと思うがそうはならずなんだかんだで最後までスッと読めた。★★★☆☆2018/09/12

らむり

37
マイナス思考のちびまる子ちゃんのような性格の大瀬崎にはイライラさせられまくり。山崎マキコさんの描く男女の距離感はイイ。2013/12/02

したっぱ店員

25
主人公が会社でだんだん居場所を作って行く方向へ進むとばかり安易に考えていたので、あらら、そっちへいきますかと。シャチョーとの関係性もうやむやだし、なんかちょっとカタルシスが得られなかったが、これがリアルってもんよ・・ってことかな?単純な私はシャチョーをぎゃふんと言わせてほしかったけど。初読み作家さんで流れがつかめなかったので、もう1冊読んでみよう。2013/02/14

スケキヨ

24
ぶ、不器用すぎる。何度も「主人公、それじゃいかんよ~でもわからんでもないけど~」と言って読みました。なかなか現状を打開できない展開にイライラし9/10ぐらいでやっと解放。この作者は楽しいけれど疲れるのか??と疑問でしたが解説を読んでスッキリしました。この作者の意図は解説にある通りでした。悩んで悩んで最後に起き上がる形が山崎マキコ流なのか。2011/08/25

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