新潮文庫
蘇る怪鳥艇〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101178165
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

韓国に亡命し、インド空軍外人部隊へ出向した柳英姫は、怪鳥艇の謎を知る哲男と再会するが、二人は、北朝鮮、中国の双方から執拗な襲撃を受ける。一方、ロシアのカスピ海に「鷲の息子」と呼ばれる強襲上陸艇があることを突き止めた中国軍は早速、その売買契約に着手。英姫と哲男も、中国の契約を阻止すべく、カスピ海へ…。アジア情勢に詳しい著者が挑んだ“大冒険ラブロマンス”。

著者等紹介

深田祐介[フカダユウスケ]
1931(昭和6)年東京生れ。早稲田大学法学部卒業。日本航空に勤務の後、作家として独立。’76年『新西洋事情』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。’82年『炎熱商人』で直木賞を受賞。’87年『新東洋事情』で文芸春秋読者賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HoneyBear

7
解説によると旧ソ連邦などで怪鳥艇(ホバークラフトと飛行艇の間)が本当に開発されていたそうだ。レーダーに捉まらずに大量輸送を可能にするので実用化されると恐ろしい兵器になりえた。この怪鳥艇をめぐって、日本、南北朝鮮、インド、台湾、中共、ロシア、チェチェンを舞台に物語が進行。国際謀略小説としての材料やアイデアは秀逸だ。しかし、深田氏のサラリーマン小説風の文体はアクション小説には向いていないかな。日本人企業戦士が海外で奮闘する**商人シリーズは傑作揃いだけれど。登場人物の設定にも少し無理があった。物語は楽しんだ。2016/06/14

ao.m

0
よい 2017/09/02

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