新潮文庫<br> 機長からアナウンス第2便

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新潮文庫
機長からアナウンス第2便

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101160429
  • NDC分類 687.04
  • Cコード C0165

内容説明

霧や雪の中での離着陸、機体への落雷、車輪が出ない、急病人発生!…飛行機に乗ると、誰でもヒヤリとしたことがあるはず。そんな時、コクピットの操縦士たちはどのような会話をして、アクシデントに対処しているのか。元機長の作家がこっそりあなたに打ち明けます。操縦ミス、名物機長やCAさんのこと、制服、機内食、空港の話も盛り込みました。大好評の航空エッセイ第2弾。

目次

キャプテン、この便はどこ行きでしたっけ
とにかく無事に着陸させる
空の世界のグレーゾーン
万全のセキュリティのために
ハイジャックは絶対に防げないのか
こんなサービスもございます
グレートキャプテンたち
ひやりとしたことありますか?
滑走路にはじまり滑走路に終わる
メンテナンスは苦労が絶えない
節約にもコツがある
空港はこれからどう変わるべきか
JAL・JAS合併、業界再編、業界タイヘン
文庫版書き下ろし ミスはどうして起きるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

84
シリーズ第2弾です。コックピットの中ではこんな会話が行われているんですね。思わず笑ってしまいます。でも安全だけはしっかり守って下さい。2016/09/27

ばう

48
★★★間取り図と同じ位飛行機好きでもある私のお気に入りのシリーズです。第2便では何故飛行機の中で電子機器を使ってはいけないか、荷物検査をスムーズに進めるにはどうすれば良いか、その他飛行機の運航に関するあれこれがいっぱい。興味深い内容ですが面白さでは一作目の方が上かな?でもお客様の立場に立って航空業界の未来について真面目に論じたり、その他為になるお話が沢山で大満足です。私も次に乗る時は着陸前の車輪を出す音に注意しよう(ワクワク)。それにしても好きなシリーズだけに第3便が読めないのはとても残念です。2015/12/07

carl

23
高度な楽屋落ちみたいな感じでした。 例えば客室が少し石油臭くなっていたのは、燃料捨てて いたんだとか、携帯電話等の微弱電波の影響とか、 羽根がゆらゆら揺れているのは車でいう板バネと同じ機能 だったんだ等々飛行機に乗る度にビビる私には、色々な搭中 の現象を解説してもらった感じでほんの少しビビりが減りそ うな内容でした。但し2002年発刊だから結構古い飛行機の 話です。無駄な読書ではなかった。2019/12/12

西澤 隆

8
本書では2001年の伊リテーナ空港での地上衝突事故が紹介され、滑走路への進入許可・禁止が視覚的にわかる仕組みがあれば一目瞭然だけれど日本ではまだだと嘆いていた。約30年後の羽田にはなかったのかと思って調べてみるとSTBL(StopBarLightControlSystem)という先行機が滑走路に進入したあと赤いライトが点灯し、進入できる状態になるまで消えない仕組みがすでにこの滑走路には導入されていて、だけど運用は必須ではない規則で、12/27から運用停止中だったとのこと(1/N)2024/01/05

西澤 隆

8
先日の「マスクしない客を下ろした」事件で思い出して再読。現役機長を引退した頃の内田さんのエッセイは、戦闘機を経験したサムライ的パイロットと自動操縦が充実したジェット機世代との間をつなぐ頃ならではの武勇伝満載で20年経った今読んでもとても楽しい。航空機のスタッフはサービス要員である以上に「保安要員」なのだ、と搭乗客の安全を守るための覚悟と責任についての強い強い思いが伝わってくる。客にとっては「サービス提供要員」かもしれないが「安全運行」はその上位目的。ならば「客を下ろす」のも選択肢。しみじみ思いながら読んだ2020/09/14

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