内容説明
木村拓哉のコメディ・センスに注目し、大塚寧々の役柄の特異性を発見する。志ん朝の至芸を堪能したかと思えば、P・スタージェスにご満悦。古今東西裏表なんでもござれ。当代一の鑑賞のツボ。
目次
タランティーノの名がすたる「フォー・ルームス」
噂の映画「兄とその妹」
B級SF映画「グランド・ツアー」
1996年の正月に想う
ビリー・ワイルダー監督の処女作登場
ワイルダーの「異国の出来事」が公開されなかった理由がわかった!
キャプラ監督の“最後の秀作”を見て
横山やすしの死をめぐって
DJ赤坂は“平成のトニー谷”
ジョージ・バーンズ、大往生〔ほか〕
著者等紹介
小林信彦[コバヤシノブヒコ]
1932(昭和7)年、東京・日本橋生れ。「ヒッチコック・マガジン」創刊から編集長を務めた後、作家として独立。『日本の喜劇人』(芸術選奨新人賞)などの著作がある
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感想・レビュー
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林 一歩
5
1995~1998って、個人的に自殺未遂とか鬱病入院とかいろいろあったなぁ~と暗い目になった。2012/04/28
hibimoriSitaro
1
まだ絶望しきってない頃の名調子。やっぱり志ん朝師匠亡くなったのが大きいのかなあ。2010/02/27
いちはじめ
1
コラム集。やはり小林信彦は、映画や好きな喜劇人の話を書いているのが一番いいなと思う。2002/12/22
竜
0
小林信彦は30以上年上なので、取り上げられている人物、作品が、知らないものも多くピンと来なかったのが残念。横山やすし、渥美清、爆笑問題あたりはわかるので面白く読んだ。ただ、褒め方が上手いので、古い作品もいくつかメモした。機会があれば、観てみたい。2023/10/28