新潮文庫<br> 峠 〈下巻〉 (改版)

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新潮文庫
峠 〈下巻〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101152424
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

維新史上もっとも壮烈な北越戦争に散った最後の武士!

開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

修一朗

173
戊辰戦争最大の激戦,北越戦争とはなんだったのかを問う下巻だ。ガトリング砲の使用もさることながら,官軍が攻め上がってくる地政学上の事情,中立交渉の決裂,様々な事態が組み合ってあのような燦燦たる戦争になったのだ。継之助は官軍に降ることを潔しとせず,二分していた藩論をぎりっとまとめ,結果長岡藩とその民を戦禍に巻き込んだ。後世の地元での評価は分かれている。最期まで自分の哲学を貫いた継之助,圧巻の北越戦争記だ。2020/03/26

yoshida

158
戊辰戦争の北越戦線。この作品で興味深く知ることが出来た。小藩である長岡藩。河井継之助という英雄が幕末の激動期に存在したことは、この藩にとって、この藩に住む人々にとって幸福であったのか。実際に史料を見たり、当時の人々の声を知らねば分からない。長岡に住む人々は戦火の被害を受けた。しかし、河井継之助のもとで長岡藩は官軍を圧した。西郷隆盛には戊辰の関ヶ原と言わしめた。長岡の人々が受けた辛酸は苦しい。だが、長岡の放った光は歴史に輝く。河井継之助という人物も評価が分かれると思う。だが英雄という評価は揺るがない。力作。2019/12/07

koji

151
著者は、この長い物語の目的は、侍を考える事と言い、日本人がうみだした侍(サムライ)を、世界は「類型のない美的人間」と珍しがり、明治後のカッコワルイ日本人が「自己嫌悪から自信を回復させる」ものと迄言い切ります。あぁ、何という慧眼。2022年、サッカーW杯でサムライブルーが躍動した時、同じ事を世界が、日本が思いました。継之助が長岡の地を駆け散ってから154年、堂安が、浅野が、三苫がカタールの地を駆けました。毀誉褒貶サマザマあれど、一人の人間として見た時、継之助はサムライでした。そのイキザマは今も残っています2022/12/28

mura_ユル活動

148
「よろしく公論を百年の後に俟って玉砕せんのみ」河井さん、大丈夫です。私は少なくともこの書物によって、正の判断をします。下巻は一気読みでした。何が良い悪いということはない。 2014/05/04

sayan

143
上・中巻は、痛快なまでに河合継之助の「行動」が物語を引っ張る。一見すると根拠のないハッタリに映るも、陽明学を下地にした彼の思考プロセスだ。それを説明するロジックは本人の口から明快に発せられる。しかし下巻で河合の姿はひどく対照的に描写される。同一人物かと見紛う本人の発言内容は抽象的で感情的で時には威圧的だ。そして、自身の主張を是非なく周囲に押し付けるその姿は醜悪に映る。しかし公人と私人の立場の相違がもたらす善悪と損得の隘路に直面し、次世代が生き残る道を苦悩と共に模索する河合の姿は、それでも魅力的でもあった。2020/06/21

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