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新潮文庫
刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 524p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101151717
  • NDC分類 317.75
  • Cコード C0195

内容説明

捜査は、ホシとデカの命がけのぶつかり合いだ―警視庁捜査一課勤務30年の名刑事・平塚八兵衛が、昭和史に残る大事件の捜査現場を語る。地を這うような徹底捜査で誘拐犯・小原保を自供へ追い込んだ吉展ちゃん事件から、帝銀事件、下山事件、そして未解決に終った三億円事件まで、貴重な証言が満載。事件捜査の最前線に立ちつづけた男の言葉からは、熱すぎるほどの刑事魂が迸る。

目次

吉展ちゃん事件
帝銀事件
小平事件
スチュワーデス事件
下山事件
カクタホテル殺人事件
三億円事件(佐々木嘉信・北井良彦共同執筆)

著者等紹介

佐々木嘉信[ササキヨシノブ]
1941(昭和16)年、千葉県生れ。早稲田大学第一商学部卒。’64年に産経新聞社へ入社。社会部記者として警視庁などを担当した後、静岡支局長、横浜総局長、広報部長などを歴任。2001(平成13)年、編集局調査資料部長を最後に同社を定年退社した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

62
昭和時代に名を馳せた、当時を象徴する、煙草を喰われたベラボー口調の名刑事のお話。『帝銀事件』などは冤罪可能性もある為、賛否両論な所もあるが、その外れありも彼の魅力と自分は思う。(職務怠慢なのは、勿論分かっています。)刑事が名を挙げた、あまりにも有名な誘拐事件。それを知っているうちの母は当時、驚いたと話していたが、犯人のアリバイの一からの洗い出し。郷里への取材、ベラボー性格が見せた名演技(犯人のお母さんの話)、そして、僅かなアリバイ崩しの後の名物『落としの八兵衛』。2021/08/30

こばまり

57
最も頁が割かれたのは三億円事件だが、「黒い霧」とは異なる説の下山事件にも興味津々。平塚氏を取材した際の清張先生の様子も素っ気なく披露されている。デカ、ヤマ、ホシ、フダ、ヤサ、ガサ、ゲロ。私の頭の中は今、ハードボイルドな隠語でいっぱいだ。2019/02/18

とくけんちょ

56
伝説の刑事が手がけた事件の回顧録。そこには未解決の三億円事件もあり、国鉄三大ミステリーの下山事件あり、誘拐犯人が身代金を手に入れた吉展ちゃん事件ありと盛りだくさん。事件捜査と中心にいた刑事の話が面白くないわけない。全てが有名な事件だが、本書で知る事実もあり、満足した。まさに職人。組織捜査、科学捜査の時代になったが、刑事っては職人であって欲しい。2022/12/28

kinupon

27
鬼の八兵衛ここにあり。帝銀事件や下山事件、吉信ちゃん事件や3億円事件など、昭和の大事件には必ず関わっていた刑事畑一筋の筋金入りの刑事です。「落としの八兵衛」「鬼の八兵衛」いろいろとあだ名はついていますが、本当の刑事だったんでしょうね。2015/03/04

とら

15
ふーむ、映画にしたら絵になる刑事で人気出るだろうな。というより、映画でよく見た刑事か!とにかく歩いて自分で見たこと聞いたことを固めていく捜査方法である。2022/08/30

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