内容説明
豪雨時のブレーキに神経を研ぎ澄まし、車両の電球交換中に感電、師匠の結婚スピーチに泣かされる、運転士。痴漢逮捕に奔走し、ラッシュの対応にへとへとになり、お客様の言葉に元気づけられる、駅員。現役鉄道員二名が本音で書いた、汗と涙と笑いのエッセイ集。我々が毎日お世話になっている鉄道のことが、この一冊で分かります。それでは出発進行。
目次
第1章 今日も無事故で走ります
第2章 鉄道会社ってこんなところ
第3章 お客様へアナウンス
第4章 運転士が本音で語ります
第5章 あなたの知らない鉄道界
著者等紹介
難波とん平[ナンバトンペイ]
関西の某鉄道会社に勤務。運転士
梅田三吉[ウメダサンキチ]
関西の某鉄道会社に勤務。駅勤務一筋(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明那
11
実は私の凄く近しい人が過去に友達と手を組んで書いた本です。メルマガやってるって、単行本が出るって騒いでる時に知り、当時は本を読まなかったので気にも止めませんでした(笑)文庫に新潮社からなると喜んでいる時、じゃぁいつか読もうかなと、一冊貰い積読していましたが、やっと手を出しました。発行21年なので、5年経ってる(笑)読んでみると、結構面白かった。鉄道員の仕事も知れたし、自殺、痴漢、等興味深い話もあり、楽しかったです。読んだのが今更でごめんなさい。もう新品では買えない本になってるそうですが、面白かったです。2016/09/12
a075
4
鉄道の本はほとんどチェックしている。この作品のいいところは、あまりマニアックになりすぎずに鉄道に興味がないような人にも面白く読めるところ。まさに鉄道員の側でないとわからないようなバランス感覚。この本を読むと電車の乗り心地や駅員の様子が面白くなる。2009/07/06
inarix
2
大雨、地震、酔客、痴漢、朝夕のラッシュ。そして事故。 運転士・駅員に次々と襲いかかる難敵と鉄道業界の知られざる日常、運転士の本音を現役鉄道マンが教えてくれる、汗と涙と機械油と笑いに満ちたエッセイ集。 2009/06/11
黒胡椒
2
山海堂刊「鉄道員ホントの話!?」の加筆・文庫版。関西の私鉄に勤める2人の鉄道員が、日々の業務から鉄道好き気を引きそうなストーリーを紹介している。災害や事故の話は生々しいが、旅客とのやりとりはほろっとくるものもある。2012/12/14
青ポス
2
現役鉄道員の書く痛快なエッセイ。裏話や結構真剣な話などさまざまな話が収められており、鉄道好きでなくても楽しめること確実。
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