新潮文庫<br> チンネの裁き

個数:
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
チンネの裁き

  • 新田 次郎【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 新潮社(2015/08発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月08日 19時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101122304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

北アルプス剣岳の雪渓。雪山という密室で起きた惨劇は、事故なのか、殺人なのか。予想が次々と覆される山岳ミステリの金字塔。

北アルプス剣岳付近の雪渓で落石事故が起きた。木塚はパーティーを離れ、確認したところ、著名な登山家の蛭川の遺体があった。事故死の処理に釈然とせぬ木塚は独り調査を進め、やがて木塚のパーティー・蛭川のパーティーとも参加者全員に動機があることが分かった……。雪山という密室で連続して起こる惨劇は、事故なのか、殺人なのか。次々と予想が覆される山岳ミステリの金字塔。

内容説明

北アルプス剣岳付近の雪渓で落石事故が起きた。木塚はパーティーを離れ、確認したところ、著名な登山家の蛭川の遺体があった。事故死の処理に釈然とせぬ木塚は独り調査を進め、やがて木塚のパーティー・蛭川のパーティーとも参加者全員に動機があることが分かった…。雪山という密室で連続して起こる惨劇は、事故なのか、殺人なのか。次々と予想が覆される山岳ミステリの金字塔。

著者等紹介

新田次郎[ニッタジロウ]
1912‐1980。1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。’56(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、’74年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。’80年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NADIA

43
「山男に悪人はいない」って何度も繰り返されるけど、これは笑うところですか? 最初から好感度低めの疑わしい登場人物がやっぱり…というのは、ある意味意外な展開だけど(笑)、さっぱり面白さを感じないストーリー。激しくリアリティに欠けるヒロインの山女(可憐な美女)っていうのもご都合主義の産物で読んでいて違和感しか感じない。昭和30年代の作品だから仕方ないのかな。新田さんの作品の女性の登場人物は不自然なことが多いので、出てこない方が安定すると思う。残念な読後感だった。2022/09/29

gtn

22
山岳小説にミステリー要素を加える。著者にとっては意欲作のつもりだったろうが、ドキュメンタリーを求めて手に取ると、物足りなさを感じるので御留意。ところどころに挿し込まれている「登山家に悪人は居ない」というセリフは、山岳だからこそ完全犯罪が容易という事実とコントラストを成している。2024/04/13

yamakujira

13
雪渓の落石事故で蛭川が死んだ。殺意を疑った木塚と兄の調査により、追いつめられた犯人は自殺する。さらに鈴島が雪崩で死んだ。これも犯行が露見して犯人は自殺する。そして陣馬までもが墜死する。陣馬を死なせた犯人が判明したとき、3件の事件がつながった。最初の事件の関係者が次々と殺されて、周囲の人間が続々と殺意を吐露する過程は、登山家に悪人はいないと評する世相を嘲笑うようだ。60年前の作品だから細部に時代を感じるのが、かえっておもしろかった。現代でも山では露見しない犯罪がありそうだなぁ。 (★★★☆☆)2017/01/24

はじめさん

13
北アルプス剣岳で起こった、落石事故。故人を偲ぶ、パーティの仲間ら。「山男に悪人はいない」それが山登りをする者たちの中での暗黙にして絶対の掟。なにか事故があっても立証はできないーー普段の怨恨がきっかけの事件なんてありえない…はずだった。死者の兄が真相をさぐるうちに浮かび上がる、人間関係のゆがみと、その原因とも言える「美しすぎる女流登山家」。彼女と関係をもった男は山で必ず死ぬ。サークルクラッシャーというより、パーティクラッシャー。 / 女人結界で女は山登るなの迷信は山ガール最盛期の昨今ではオープンになってきま2015/10/31

つちのこ

9
ミステリタッチの山岳小説。これを読んでから剣岳チンネに登りたくなり、二年後にチンネ左稜線を登攀した。池ノ谷や駒草ルンぜなど剣岳をめぐる山岳描写もなかなかである。1979年頃読了。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9794070
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品